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【Tシャツを黒に染める】ダイロンマルチダイを使った染め方を紹介『すごく簡単です』

ダイロンプレミアムダイのブラック

 

簡単に洋服の色を染めることができる衣料用塗料『ダイロン』を知っていますか?

実際に試してみましたが、本当に簡単に真っ白のを真っ黒に染めることができました。

 

新しいアイコンいなか
(Inaka1992)
方法は簡単。

ただ、公式HPの手順道理に行うだけ!
 
 
 
この記事では、ダイロンマルチダイの使用方法。染める際のコツや注意点などを紹介。
 
Tシャツだけでなく染色可能な繊維のアイテム全てに共通することダイロンが気になっていた方はご参考ください!

 

 

【この記事の内容】

・マルチダイとプレミアムダイの違い
・白Tを黒に染める過程を写真とともに紹介(ビフォー&アフター)
・染める方法とコツ(注意点)

 

 

【追記】ウールリッチのアークティックパーカーも染めました。
64クロスをダイロンマルチで染め直す【コットン・ナイロンの染色方法】も合わせてどうぞ!

 

 

マルチダイとプレミアムダイの違い

マルチダイエボニーブラック

 

マルチダイの染め方紹介の前に、マルチダイとプレミアムダイの違いを紹介します。

同じダイロンから発売されている染料ですが、染める素材や染色方法が異なるので注意が必要です。

 

特徴/染料【マルチダイ】【プレミアムダイ】
色数22種類15種類
染まる繊維コットン・麻・ウール・シルク・ナイロン・レーヨンコットン・麻・ウール・シルク・レーヨン
染色温度80度40度
色味落ち着いた色鮮やかな色
色落ち落ちやすい落ちにくい

 

表にまとめるとこんな感じ。

 

プレミアムダイは40度の低温度で染色することができるためより簡単ではありますが、ナイロンを染めることができないことと、発色が強くパステルカラーに近い色味になるのが特徴。

 

 

新しいアイコンいなか
ヴィンテージ風の色落ちやあたりがほしかったので、私はマルチダイを選びました。
 
 
コットン素材の場合どちらでも染まります。
 
  • 発色が強く色落ちしにくい→プレミアムダイ
  • 落ち着いた色味で色が抜けてくる→マルチダイ
 

どちらかお好きな方を選べば良いと思います。

 

次に、私が染めた白T紹介とマルチ台の使用方法を見て行きましょう。

 

ダイロンマルチダイで白Tを黒に染める

では本題である、染色のコツや染める工程を写真とともにわかりやすく紹介していきます。

①白Tの紹介
②染める工程
③ビフォー・アフター

上記の順番です。

 

染色する白Tの紹介

白Tシャツを着ている

 

プリントスター(5.6オンス)の白Tシャツを染色します。

 

プリントスターのTシャツ:300円
ダイロンマルチダイ:600円

 

300円のカットソーに600円も使うなんてもったいないと一瞬頭をよぎりましたが、そこは逆転の発想。

300円+600円=900円

 

「900円の価値のシャツに生まれ変わらせることができるのだ」と思い、行動に移しました。

どっちにしろ安いですしねぇ。
初めての染色だったので失敗してもダメージが少ないTシャツを選びました。

Tシャツが汚れている

ワインをこぼしてしまい汚れている。

安価なシャツなので、捨てればよいのですがサステイナブルを守ることにしました。

 

ダイロンで染める工程を写真とともに紹介

マルチダイで染めるために必要なもの

 

 

新しいアイコンいなか
染めるのに必要なものと染める手順をわかり易く紹介!

 

 

染めるのに必要なもの

①ダイロンマルチダイ
②塩(30グラム)
③容器(大きめのもの)
④泡立て器
⑤80度のお湯
⑥トングまたは菜箸

 

以上の6つの準備だけです。
マルチダイ以外は家で揃うものばかりです。

 

染める方法

白Tシャツを染色液に入れるところ

 

染める方法はすごく簡単。
80度のお湯にダイロンの粉と塩を入れて白tを液体に浸けるだけ!!

 

詳しくは

①シャツをきれいにする→②お湯とダイロンを混ぜる→③塩を加える→④お湯を追加→⑤染色する→⑥すすぎと乾燥

 

このような手順になります。
この6ステップを写真とともに詳しく紹介していきます。

 

ステップ1:シャツをきれいにする

目に見えない細かな汚れなどがあると、染色のムラになる可能性があるので一度洗います。

基本的に洗剤は何でもOK!

洗った後は乾かさずに濡れた状態で大丈夫です。

【ポイント】
→柔軟剤は使わずに!

 

ステップ2:80度の500mlのお湯とマルチダイロンを混ぜる

マルチダイをお湯の中へ

500mlの水に火を通し沸騰しない程度に温めます。

そしてマルチダイを投入!

ダイロンとお湯を混ぜ合わせる

ダイロンマルチ台は鉄を染める効果はありません。
泡立て器に色移りはしないので躊躇せず豪快に混ぜよう!


泡立て器がなければお箸でも代用できます。

【ポイント】
→躊躇せずしっかりと混ぜる!そうしなければ色ムラの可能性が!
 
 

ステップ3:6リットルのお湯(80度)に30グラムの塩を入れる

2つのコンロでお湯を沸かす

500ml×ダイロン。

コレとは別で6リットルのお湯を準備しましょう。


80度のお湯を一度に6リットル作るのは難しいので、覚めることを考慮して熱湯を少しずつバケツに入れるのがおすすめ!

 

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いなか
なんと一枚のTシャツを染めるのに、6リットルものお湯が必要!

後のすすぎもあるのでもっと大量の水が使用されます。
 
 

6リットルのお湯に塩を入れる

80度のお湯6リットルをバケツに移し、その中に塩30グラムを入れる。

ちなみにバケツは100均で150円で売っていました!

 

お湯と塩を泡立て器で混ぜる

塩も同様に混ぜる!

塩は特に溶けにくいのでしっかりと混ぜましょう。

 

【ポイント】
→80度はあくまで目安。覚めることを考慮して熱湯で準備するのがおすすめ!
 
 

ステップ4:6リットルのお湯に染料を入れる

塩の入ったお湯に塗料を入れる

ついに塩の入ったお湯とマルチダイ入りのお湯が交わります。
同様に混ぜる!

 

【ポイント】
→マルチダイの液体が飛び跳ねないようにゆっくりと注ぐ

 

ステップ5:シャツを染料に浸ける

白Tを染色する

Tシャツを染料に漬け、40分間様子を見ながら箸などで混ぜましょう。

特に最初に20分は根気よく混ぜると仕上がりが良くなります。

 

【ポイント】
→根気のいる作業ですが、ぐるぐる洗濯機のように回すと必ず色が綺麗に付きます!

 

Tシャツが塗料を吸って重くなっているのでトングがあれば混ぜやすいです。
私は持っていなかったので、菜箸で行いましたが腕がかなり疲れます!!

 

ステップ6:水ですすぎ日陰干しをして完成

wash-day-shirt

 

40分間付けたTシャツを取り出し、水の色が透明になるまで水洗い。
液体が飛んで他の所に色移りすると怖いのでお風呂場または外がおすすめ!

 

【ポイント】
→染料がTシャツからでなくなるまで根気よくすすぐ!

 

その後陰干しで乾かして完成です!

 
 

白Tは黒くなったの?【ビフォーアフター】

変化前の白Tを着用

この純白の白Tがこうなりました!

 

白tシャツが真っ黒に返信

 

てか肌も黒くなってね?
真っ白のシャツの撮影から1週間が経っていて見事に肌も黒色に?

 

それはさておきTシャツの細かな所を見ていきましょう。

黒く染めたシャツの首部分

 

色むらは多少ありますが、それがヴィンテージ加工みたいでいい感じ!


マルチダイだからこそ出せるマット感!

 

肩にできたパッカリング

肩にはヴィンテージさながらのパッカリングが出ています。

これからどんどん色が落ちていき深みが増すはず。

黒色シャツの生地感

生地も少し毛羽立ち、柔らかい印象に。

満足の仕上がりです。

 

特に重さの変化や肌触りの変化は見られませんでした。

大成功です。
 

マルチダイの染色はすごく簡単【まとめ】

マルチダイで染めた黒Tシャツを着用

 

染める手順のまとめ
 
①マルチダイを80度のお湯500mlで溶かす

②塩30グラムを6リットルのお湯で混ぜる

③この2つをMIXし混ぜる

④洗濯した半乾きのシャツを液体に浸ける

⑤20分間ひたすらシャツを混ぜる。

⑥もう20分間は様子を見ながらちょくちょく混ぜる

⑦シャツを洗い余分な液体を流しだす

⑧陰干しして完成
 
 
マルチダイとプレミアムダイの違い
【マルチダイ】

・渋い色に染まる(発色が弱い)
・色落ちしやすい(経年変化)
・ヴィンテージライク

【プレミアムダイ】

・発色が良い(蛍光系)
・色落ちがしづらい(変化が弱い)

 

オーバーダイらしいヴィンテージ感を味わいたいならマルチダイ。
きれいな発色が良いのであればプレミアムダイがおすすめです

 

染めたいアイテムがあるなら是非ためしてみてください。

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