近年よく聞く言葉。
サステイナブル
「サステイナブルって結局の所どういう意味なのだろう?」
少し気になっていましたが、「まぁいっか。好きなものを買えばいいし」と長い間スルーしていました。
けれど、ファッションブログを運営している上でこのことについては一度書いておかないといけないなと思い、今回サステイナブルについての記事を書くことに決めました。
ファッション目線でサステイナブルとはそもそも何なのかの理解と次のアクションの移し方までを考えるサステイナブル入門記事
この記事ではひとまずサステイナブルとは?という部分と今からできるアクションについて。
読み終わるころにはサステイナブルの完全理解と洋服の買い方が変わります。
サステイナブルって何?
sustainable=持続可能な〇〇
直訳すると「長く維持していこうよ〜」くらいなのかな。
環境についての考え方で、良い自然環境を壊さず維持しようという意味
ファッションで使われるサステイナブルには2つの考え方があると思っていて、ひとつは地球環境保全を考慮した製品作りのこと。
この考えは生産者側。ブランド側の取り組み。
そしてもう一つは、使い捨てのファストファッションではなく、1つの洋服を大切に長く使い続けること。
これは私達消費者の取り組み。
つまりサステイナブルとは生産者と消費者が無駄な物を減らし、よりよい自然環境を維持していこうという考え方。
エコロジカルやロハスのような考えとほぼ同義語。
もっと自然を大切にしようよ。
無駄なものを減らそうよ。
という考えのもと洋服を楽しむことがファッション目線でいうサステイナブル
①環境保全を考慮に入れたファッションのこと。
②メーカー側が廃棄物を少なくし衣類を生産すること。
③消費者側が物を大切に長く使用すること。
次にファッション業界の具体的なサステイナブルな行動について見てみましょう。
具体的なサステイナブルな行動
実際どのような行動が自然環境に約立つのか。
具体的な企業側と消費者側のサステイナブルなアクションについて。
企業や私達は1000年後を考える時代なのかもしれませんね。
ブランド側の取り組み
①大量の廃棄を減らす
ファストファッションの流行でどんどん浮き彫りになった洋服作りによる環境汚染。
安い洋服を大量に生産をして、売れ残れば廃棄の繰り返し。
この負のスパイラルが廃棄量を増やし環境を蝕んでいく。
ファストファッションは安くていろんなファッションに挑戦出来るし、高品質なものが増えてきているので悪いものではないと思いますが、大量生産だからこその汚染が隠れています。
★大量廃棄をなくすため、生産量の見直しや、長く使える良質なものを作ることがメーカー側のサステナビリティー。
②汚染物質の発生
捨てることだけじゃなく作る事による悪影響もあります。
化学繊維の使用による有害物質や汚染水。温室効果ガス。
革製品使用の為の動物殺傷など。
今まで当たり前に使われていた素材や生産方法の見直しが行われています。
また東南アジアなどで低賃金で劣悪な環境で働かせることもサステイナブルな考えに反しています。
自然環境の保持=生き物が豊かに生きることが出来る環境
★オーガニックコットンやリサイクル素材を使った商品の生産や、リアルレザーからファイクレザーへの変更なども企業側のサステナビリティ!
消費者側の取り組み
①サステイナブルな商品を選ぶ
オーガニックコットン100%のTシャツを買うことがサステイナブルの第一歩かも。
消費者側が出来るアクションの1つとして、洋服を買う時に今一度素材について、ブランドについて考えること。
露骨にこの素材は悪だ!というものはあまりないですが、2枚のTシャツどちらを買うか悩んでいたとして、購入の判断基準の1つとしてサステイナブルなアイテムはどちらかを考えることをしてみて下さい。
その時点でサステイナブルな生活ができてます。
※撥水性をもたせるDWR加工など、環境に悪いと断言されているものもあります。
大手アウトドアブランドのパタゴニアはDWRに変わるものを模索したり環境保全に努めています。
このように最大手企業がエコロジーに乗り出してくれるとファッション業界全体が変わってくれますね!!
★商品を購入するときに、エコ素材を使っている物をや、環境に配慮した生産方法をとっているブランドを選んぶ。
②商品を捨てるのではなく売る
要らなくなったものは捨てるのではなく売る。
これも立派なサステイナビリティー。
今ではBaseのようなネットショップ解説は簡単にできるので、個人のECサイトを作って本格的に始めたり、メルカリでお小遣い稼ぎくらいの気持ちで商品を売ってみるのも良いかも。
売れる値段が低くても捨てないことに意味があると考えることが大切。
逆もしかりで、新品を買うのではなく古着を買うのも自然環境に優しい。
★物を捨てるのではなく売ることを考える!
★古着を買う!
③ケアを駆使して長く洋服を使い続ける
洋服は結局の所寿命はあります。
どんな物でも有限。
しかし、寿命を伸ばすことはできます。
それは正しいケアを定期的にしっかりと行うこと。
レザーアイテムやデニムは使い方次第では孫の代まで使えます。
愛情を込めて大切に使うことが何よりものサステイナブル。
洋服の正しいケア方法を知り、大切に扱うこと。
今すぐサステイナブルな生活を【まとめ】
サステイナブルとは結局の所、物を大切にすること。
それが出来ると自ずと地球を大切にしていることになるのです。
ブランド側
・売れ残りの廃棄をなくす。(生産量の見直し)
・洋服を作るときに出る廃棄汚染を減らす。
・エコ素材を積極的に取り入れる。
消費者側(私達)
・エコ素材の物を購入する
・要らなくなったものは捨てずに売る
・持っている物を長く使うえるようケアをする。
サステイナブルって誰にでも出来ることで気負ったものでもないし、すごく簡単。
★環境に悪いものでもものすごく欲しい物があれば、それを買えばいいのです。
その代わり一生着るつもりで大切に使うことがサステイナブル!