『ウールの種類についてもっと詳しく知りたい』
そんな悩みをこの記事で解決しちゃいます!
(Inaka1992)
ウールの種類紹介『素材は世界中に溢れている』
定番:メリノウール・シャットランドウール・アルパカ・カシミア
マイナー:合計12種紹介(ロムニーやビキューナなど)
代表的なウールはメリノウールとシェットランドウール
メリノウール

メリノウールとはメリノ種と呼ばれる種類の羊からとれる羊毛。オーストラリアメリの・ニュージーランドメリノ・フランスメリノあたりが有名です。
※更に繊維の長さによって名称が変わります。(ファインメリノ・ミドルメリノ・ストロングメリノなど)
①他のウールに比べ繊維が細くさわり心地が良い
②繊維の長さにより名称が変わる
③吸水速乾性と保温力が特徴
④アウトドアブランドでインサレーションとして使用されることが多い
メリノウールは暑い時は熱を発し、寒いときは保温するという優れた機能を備えているため、多くのアウトドアブランドが採用しています。
また消臭効果も高いため3日間洗濯しなくても臭くならないのだとか!
シェットランドウール

一方シェットランドウールはメリノウールよりは粗い糸感。色が入りやすく、鮮やかなカラーリングを作ることができるのが最大の特徴です。
①繊維はやや太め
②色が入りやすい
③弾力性と耐久性が高
本来はイギリスのシェットランド諸島に生息している、シェットランド種と呼ばれる羊のことを指すのですが、現在では曖昧になっています。
イギリス外で育ったものですらシェットランドウールと言って販売しているアパレルも少なくありません。
ファッション好きから言わせるとシェットランドウール=シェットランド諸島で育てられたものしか指しません。これが本物です!
世の中に溢れているウール。そののほとんどがメリノウールとシェットランドウールだと言われています。この2つのウール以外はマイナーと言ってもよいほど流通量が少なく希少性が高い部類に入ります!
【関連記事】
メジャーな獣毛はアルパカとカシミア
希少価値の高い獣毛の中でも特に有名なのは『アルパカ』と『カシミア』です。どちらも高級ファブリックで肌触りや光沢感はウールのワンランク上!
アルパカ
ラクダの仲間であるアルパカ。非常に軽く暖かいという特性を持っており、高級セーターやマフラーに使用されることが多いです。
南米ペルーやボリビアの標高3500m以上の高地で生息しているため希少価値が高く流通量が少ない。ハイブランドや最高級ニットブランドがこぞって使用しています。
アルパカの毛は一本一本中が空洞となっているため軽く暖かいのだとか!
カシミア
カシミアはインドの北部高山のカシミール地方に生息しているカシミアヤギから取れる毛のこと。(現在は中国やモンゴルでも生産されている)
繊維の宝石と呼ばれており光沢感となめらかな肌触り、そして高い保温性が特徴の獣毛です。
ウールはチクチク感じるという敏感肌の方でもカシミアであればチクチクしないはずです!
以上がメジャーどころのウールと獣毛の紹介でした。次に玄人向けのマニアックなウールの種類を紹介していきます。
【関連記事】
・ジョンストンズのカシミアマフラーを格安1万円で購入『安くても暖かいの?本物?ギモンを解決』
マイナーな羊毛と獣毛を紹介
次に紹介する素材を知っていると、かなりファッション上級者。
サクッと名前と特徴を紹介しますので、より気になる方はさらにググっで深堀りしてみてください。
マイナーな羊毛8種『チェビオット・ペレンデールなど』
マイナーと言っても、生産量が追いついていないだけで、品質は最高。世界中には様々なウールがあるのです!
①チェビオット | イギリス純血種で毛質は素朴で汎用性が高い |
②ドライスデール | ニュージーランドのドライ博士が改良した種類 |
③ブラックフェース | イギリスで飼育されている羊で最も買うが多い |
④ロムニー | 英国ロムニー地方原産。 |
⑤ペレンデール | ロムニーとチェビオットの改良種。手編みによく使用される |
⑥イングリッシュレスター | 英国最古の長毛レスター種。スーツやコートに使用される |
⑦ジャコブ | 古代種の血を引く希少な羊。 |
⑧コリデール | メリノとリンカーン種の改良種。独特な光沢感 |
マイナーな獣毛4種『アンゴラ・モヘアなど』
①アンゴラ | うさぎの毛。軽くて発色が良い |
②ビキューナ | ラクダの一種で絶滅寸前 |
③キャメル | ラクダの毛。柔らかい手触り |
④モヘア | トルコ原産。毛が長い |
以上がウールの種類紹介でした!最後までお読みいただきありがとうございます。
【関連記事】
・格式高き英国セーターブランド12選『本物のニットを知りたい人必見です』