秋冬の定番『CPOジャケットとは?』名称の意味とその特徴を紹介

CPOジャケットってよく聞くけど、どんなジャケット?
CPOジャケットはアメリカミリタリーがルーツのウール素材のジャケットのこと。
実際CPOジャケットとはなにかを説明できる人は、100人に1人いないはず。
メルトン生地のジャケットをなんとなくCPOとひとまとめにしている人がほとんどじゃないでしょうか。
今回はそんな知っているようで知らないCPOジャケットのルーツと特徴を深堀り。
この記事を読めば、ファッションの知識がより一層深まります。
ルーツを知ればコーディネートの幅が広がるので、スタイルに差をつけたい人はぜひ読んでみてください。
CPOジャケットとはなに?

CPOジャケットは1930年代からアメリカ海軍下司官チーフが着用していたメルトン素材のジャケットのこと。
CPO【Chief Petty Officer】の略で、ミリタリールーツの中でも戦場用ではなく、作業用ジャケットに分類されます。
両胸にあるフラップポケットのみと至極シンプルなデザイン。
ミリタリー特有のエポレットやたくさんのポケットがついているわけではないので、いい意味でミリタリー感がないジャケットになります。
※記憶が正しければ最初期のCPOは片旨にのみポケットがあったはず・・・
CPOジャケットの基本的な仕様 | |
素材 | ウールのメルトン生地 |
ポケット | 胸元の2つフラップポケットのみ |
襟 | スタンダードな襟あり |
前たて | ボタン |
年代によって細かなマイナーチェンジはありますが、CPOとは基本的にはフラップポケット付きのシャツタイプのジャケットのこと。
CPOシャツとも呼ばれます。
Pコートやダッフルコートに使われている生地
暖かく撥水性が備わるのが特徴
簡単に言うとギチギチに詰まったウール素材のことで、海軍で使われるだけあり水に強い素材。
★現在ではメルトン生地ではなくとも、両胸にフラップさえついていればCPOジャケットと呼ばれており、定義は幅広くなっています。
CPOジャケットがコーディネートに合う理由

『ミリタリーアイテムであるCPOジャケットがどうして現代ファッションに根付いたのか?』
その一つとして、【圧倒的な着回しの良さ】が挙げられます。
見た目はシャツだけど、程よい厚みがあるためジャケットとして着用できる。
逆も同じで見た目はシャツだからインナーとして着用できる。
→まどろっこしい言い方になりましたが、つまりはレイヤードとしてもアウターとしても着用できる万能的なデザインなのです!
レイヤードとして、CPOジャケットの上からアウターを一枚羽織ると、上級者的なコーディネートができます。
CPOジャケットは左右対称なデザインなので、アウターとの相性はバツグン!
②シャツとしてインナー使いができる
③アウターとしても着用できる
別名をつけるなら『ズボラさんのためのシャツジャケット』
パンツがどんなデザインでも、とりあえずCPOジャケットを着ておけばファッションが完成されます!
寒ければその上からジャケットを羽織ればよいだけ!
オススメブランド紹介
最後にCPOジャケットを買うならこのブランドのものが作りが良くてオススメ!
という一押しブランドを紹介します。
ほしいけどどれを買えばよいのかわからないという方は、買い物リストに入れてみてください〜。
・フィデリティ
・モンゴメリワード
・シアーズ
【国内ブランド】
・SCYE
・オーラリー
・フェローズ
CPOジャケットをファッションに最初に落とし込んだブランドが、シアーズやモンゴメリワードと言われています。
そこからCPOジャケットはアメカジファッションのマストアイテムになったのです。
本物志向で、忠実に再現しているモノがほしいなら海外ブランド。
デザイン性や日本ブランドの素材の良さが魅力的な方はドメスティックブランドがおすすめです!
コレを機会に、CPOジャケットの魅力にハマってみてください!
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