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『フリース』と『ボア』の違い知ってる?【素材の特徴をわかりやすく解説】

ボアとフリースの写真

 

「洋服によく使用される素材、フリースとボアの違いをご存知ですか?」

どちらも保温を目的とした素材で見た目も手触りもなんだか似ていますよね。

 

 
いなか
Inaka1992
この記事では似て非なる素材。フリースとボアの違いをご紹介します。

知るとコーディネートの際、幅が広がるかもです!
 
 
 
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ボアとフリースの違いを徹底解説

どちらの素材も保温を目的とした素材で、洋服やブランケットなど多岐にわたり使用されていますね。

「なんとなく見た目の違いはわかるけど、それ以上はわからない。」

 

そんな方に向けて簡単かつ、わかりやすく素材の特徴をご紹介!

 

ボアは動物の毛のような素材

シープボア素材

 

ボアとは一般的に上の写真の様なもこもこした素材のことで、まるで羊の毛のよう。

実際の羊の毛であるウールに比べると軽くて匂いもないため、ウールが苦手な人でも気兼ねなく着ることができる化繊素材。

 

ボア素材の特徴一覧
素材ポリエステルやアクリル
用途保温(秋冬素材)
特徴軽量かつボリューム感あり
製法パイル編みの上部をカット
語源ラテン語で蛇を意味する

 

 

ボア素材はざっくりいうと、タオルなどに使用されるパイル編みの先端部分を切り落として毛並みを作ったモノを指します。

素材はポリエステルやアクリルが主流ですが、ウール混のものやコットン素材のものもあり。

 

ボア素材

 

先程の写真のように先端が潰れたものだけでなく、上記のように毛足が長いものもボアとなります。

毛足の長さを変えることにより名称が若干変わるのも面白いところ。

 

・シープボア
・フェザーボア
・プードルボア

 

などが有名どころ。

動物の毛を実際にまとっているかのようなもこもこ感が可愛らしくファッションに取り入れると可愛らしい印象が作れます。

 

【ボア素材のざっくりまとめ】

①ボアは動物の毛(主に羊)を模して作られた化学繊維。
②保温を目的としている。
③毛足の長さによって名称が変わる。
 

フリースはウールのような化繊

フリース素材

 

一方のフリースは毛並み感が弱くよりキメの細かい加工されたウールのような素材。

ボアよりもより軽く肌触りが良いとの声が多く、使用用途によりますが機能面はフリースのほうが高い。

 

フリース素材の特徴一覧
素材ポリエステル100%
用途保温
特徴薄くて軽量・速乾性がある
製法パイル編みを起毛
歴史パタゴニアのシンチラフリースが初めてのフリースウェア

 

アウトドアのマストアイテムであるフリースは、ポリエステル100%素材で各アウトドアブランドが様々な加工を施して独自の素材を開発しています。

 

各国のミリタリーでも使用されることから、フリースの信頼性は絶大なものだということがわかります。

 

【フリースの主な機能性】

・保温性が優れている
・軽く強度がある
・速乾性に優れている

 

ボアは動物の毛に見た目を似せた代用品的なイメージ。

それに対してフリースはウールそのもの機能性を追求した化繊素材であると言えるでしょう。

 

【ボア素材のざっくりまとめ】

①フリースはきめ細かなウール素材をもして作られている
②素材はポリエステルのみ
③一般的にボアより機能性は高いとされている
 
 
いなか
なんとなく両素材の特徴がわかりましたか?

最後にボアとフリースの違いをまとめてこの記事は終わりとします!
 
 

ボアとフリースの違いまとめ

 

比較【ボア】【フリース】
素材ポリエステルやアクリルポリエステル100%
素材感動物の毛のようウール素材のよう
機能保温・軽量保温・速乾・軽量
用途ファッション登山・アウトドア全般
生地感厚め薄め
製法パイルをカットパイルを起毛

 

ボアはアウターや小物に使用されることが多く、ファッション的に見てもインパうとがあり良いアクセントになります。

 

フリースは何にでも使用される素材、アウターにもインナーにも裏地にも何にでも変化します。
ウールと同じ使われ方をすると思うとイメージしやすいと思います。

 
 
 
いなか
以上がボアとフリースの違いについてでした。
最後までお付き合いありがとうございます。
 

 

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