こんにちは、いなかです。
唐突ですが皆様は「フリースとボアの違いをご存知ですか?」
どちらも保温を目的とした素材で、見た目も手触りもなんだか似ていて区別がつかない。と言う方も多いと思います。
ボアとフリースの違いを徹底解説
ボアもフリースも保温を目的とした化繊素材で、洋服やブランケットなど様々な冬物アイテムに使用されています。
どちらも化繊、用途は保温。そして見た目も似ているので区別がつきづらいで有名。
ボアは動物の毛のようなもこもこ素材
ボアとは一般的に上の写真の様なもこもこした素材のことで、まるで羊の毛のよう。
素材は化繊素材。ウール素材が苦手な人でも着ることができるメリットがあります。
ボア素材の特徴一覧 | |
素材 | ポリエステルやアクリル |
用途 | 保温(秋冬素材) |
特徴 | 軽量かつボリューム感あり |
製法 | パイル編みの上部をカット |
語源 | ラテン語で蛇を意味する |
ボア素材はざっくりいうと、タオルなどに使用されるパイル編みの先端部分を切り落として毛並みを作ったモノを指します。
素材はポリエステルやアクリルが主流ですが、ウール混のものやコットン素材のものもあり。
先程の写真のように先端が潰れたものだけでなく、上記のように毛足が長いものもボアとなります。
毛足の長さを変えることにより名称が若干変わるのも面白いところ。
・フェザーボア
・プードルボア
などが有名どころ。
動物の毛を実際にまとっているかのようなもこもこ感が可愛らしくファッションに取り入れると可愛らしい印象が作れます。
①ボアは動物の毛(主に羊)を模して作られた化学繊維。
②保温を目的としている。
③毛足の長さによって名称が変わる。
④使用素材は様々
フリースはウールマフラーのような素材
一方のフリースは毛並み感が弱くよりキメの細かい加工されたウールのような素材。
ボアよりもより軽く肌触りが良いとの声が多く、使用用途によりますが機能面はフリースのほうが高いです。
フリース素材の特徴一覧 | |
素材 | ポリエステル100% |
用途 | 保温 |
特徴 | 薄くて軽量・速乾性がある |
製法 | パイル編みを起毛 |
歴史 | パタゴニアのシンチラフリースが初めてのフリースウェア |
アウトドアのマストアイテムであるフリースは、ポリエステル100%素材で各アウトドアブランドが様々な加工を施して独自の素材を開発しています。
各国のミリタリーでも使用されることから、フリースの信頼性は絶大なものだということがわかります。
【フリースの主な機能性】
・保温性が優れている
・軽く強度がある
・速乾性に優れている
ボアは動物の毛に見た目を似せた代用品的なイメージ。
それに対してフリースはウールそのもの機能性を追求した化繊素材であると言えるでしょう。
①フリースはきめ細かなウール素材をもして作られている
②素材はポリエステルのみ
③一般的にボアより機能性は高いとされている
ボアとフリースの違いまとめ
比較 | 【ボア】 | 【フリース】 |
素材 | ポリエステルやアクリル | ポリエステル100% |
素材感 | 動物の毛のよう | ウール素材のよう |
機能 | 保温・軽量 | 保温・速乾・軽量 |
用途 | ファッション | 登山・アウトドア全般 |
生地感 | 厚め | 薄め |
製法 | パイルをカット | パイルを起毛 |
ボアはアウターや小物に使用されることが多く、ファッション的に見てもインパクトがあり良いアクセントになります。
フリースは何にでも使用される素材、アウターにもインナーにも裏地にも何にでも変化します。
※ウールと同じ使われ方をすると思うとイメージしやすいと思います。
最後までお付き合いありがとうございます。
アランセーターとかカウチンセーターとか。セーターの種類が多すぎてわからない〜 この記事では10パターンの定番セーターの特徴とルーツを紹介します。知ればコーディネートの幅がググン[…]