こんにちは。ファッションブロガーのいなかです。
この記事では、『レッドウイングのエンジニアブーツ』について深堀りしようと思います。
ワークブーツ好きな人なら聞いたことあるでる、謎の英語と数字の組み合わせ【PT91】
レッドウイングの名作『PT91エンジニアブーツ』とはどのようなものなのか?
深堀りとまではいきませんが、PT91の基本的な情報を紹介します。
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そもそもPT91は商品名ではありません
PT91はそもそも正式な商品名ではありません。
正しくは『2268エンジニアブーツ』
1961年発売以来マイナーチェンジを繰り返し展開されている定番モデルで、不動の人気のエンジニアブーツです。
なるべくわかりやすく意味を紹介しますね。
T:Test(テスト)
91:91年
この時代のものだけ『2268エンジニアブーツ』ではなく、『PT91』と呼ばれるようになったのです。
リーバイスの名作501が時代によって名称が変わるのと同じ。
【501の66前期】≒【2268エンジニアブーツのPT91】
この様にモデル名は同じだけど、年代やディテールの違いによって名称が変わるという認識が一番しっくりきます。
次に、PT91の魅力に迫ります。
PT91の2つの魅力を紹介
PT91の魅力は大きく分けて2つ
②シャフトが細く、履いた際のシルエットが抜群にきれい
よく言われる魅力が上記の2つ。
ひとつずつ見て行きましょう!
☆他にも甲が高く足首が細いため美しいだとか、レザーの質が現行のものと違うなどが言われます。
魅力その1:茶芯のエイジングが美しく評価が高い
PT91エンジニアブーツには、通称『茶芯』と呼ばれるレザーを使用したものが存在します。
茶芯のPT91の球数は少なく、かなりレア。茶芯であるかないかだけで価格も大きく違います。
通称茶芯。生産効率を上げるために、レザーそのものに染色しなかったブラッククロームレザーのことを指します。
つまりは、茶色のレザーの上から黒色を塗布しただけで、レザーそのものに色付けしていないのです。
※この技術は環境問題を考慮して現在は廃止されています。
履き込むごとに、黒のレザーの中からベースの茶色が出てくるという不思議な経年変化を起こします。
球数がそもそも少ないことに加えて、そのエイジングが素晴らしいため茶芯のPT91はヴィンテージ価格で取引されているのです。
魅力その2:シャフトが細く美しいデザイン
現行の2268エンジニアブーツにくらべて、PT91のシャフトは細め。
※シャフトとはブーツの履き口の筒のこと。
現行品とPT91を見比べてみましょう!
見比べてみると一目瞭然ですね。
左の現行品に比べて右のPT91のシャフトは遥かに細い!
足の形に吸い付くような履き心地が得られます。
・履きにくい
・デニムなどのブーツの中に入れるのが難しい
②シャフトが細くシルエットがきれい
この2つがよく言われる魅力!
PT91の年代判別方法とは?
実はPT91は大きく分けて【前期モデル・中期モデル・後期モデル】の3つの年代があります。
その判別方法を紹介します。
①前期モデル(1992〜1994年)
出典:micca-vintage 出典:micce-vintage
タグはPT91の文字があるプリントタグ、コレに加えてシャフトに刻印あり。
前期は最も茶芯が多いとされています。
①前期モデル(1994〜1996年)
中期モデルは前記と同様にプリントタグ。
そしてシャフトの刻印は中期からなくなります。
①後期モデル(1997〜1999年)
そして最終の後期モデルではタグがプリントから刺繍に変わります。
まとめるとこんな感じ。
PT91前期(1992〜94年) | プリントタグ+シャフトに刻印あり |
PT91中期(1994〜96年) | プリントタグのみ、シャフトの刻印はなし |
PT91後期(1997〜99年) | プリントタグから刺繍タグに変更 |
判別方法はすごく簡単。
もっというと、PT83→PT91→PT99と時代が変わるごとにマイナーチェンジが繰り返されているのです。
PT91の遍歴まとめ
・そのなかでも茶芯と呼ばれるもの価値が特に高く、ヴィンテージとして取引されている
・PT91最大の魅力は茶芯のエイジングと美しいシャフトの細さ
・今後まだまだ価格が上がることが予想されるので、今がラストチャンスかもしれない。
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