『最近話題のフランス軍のパンツが気になる・・・』
今回はそんな方に向けて、定番や名作と呼ばれている、フランスミリタリーの軍パンを7本紹介します!
価格相場も紹介するので、ぜひご参考にしてください!
・7本の定番フランス軍パンについて知ることができる
・価格の相場がわかる
【名作&定番】フランス軍パン7選
「ここ数年ヨーロッパミリタリーがすごく人気ですね。」
その中でも、フランス軍のミリタリーアイテムの勢いがすごく、『M47』や『M52』を始めとした軍パンは数年で一気に価格が高騰しました。
そんなフランスの軍パンの名作達を一挙紹介!
M35モーターサイクルパンツ-1930年代
1935年〜50年頃までフランス軍のバイク部隊で使用されていた「M35モーターサイクルパンツ」
バイカーのオーバーパンツとして採用されていたため、シルエットは極太。
ウエストを付属のベルトで絞ることでサイズの調整ができます。
※オーバーパンツ:パンツの上から履くパンツのこと
M47パンツ同様に裁縫の評価が高く、一昔前の時代のパンツとは思えないほどのクオリティ。
M35モーターサイクルパンツの基本情報 | |
年代 | 1935年〜50年代頃 |
特徴1 | バイカーのためのオーバーパンツでシルエットが極太 |
特徴2 | ベルトを絞ることで、ウエスト周りに独特なシワ感がでる |
特徴3 | 裁縫評価が高く、品質が高い |
【価格相場】
デッドストック:15,000円〜30,000円
球数がかなり減ってきているイメージ。
デッドはほとんど出てこないので、中古でも見つけたら買っておきたいところ!!
M38モーターサイクルパンツ-1930年代
先程紹介したM35パンツの後期モデルとされる「M38モーターサイクルパンツ」
極太シルエットやベルト付きなどの定番的ディテールは同じですが、M35とM38には大きく2つの違いがあります。
違い2:M38から前たて(セーラーパンツ)がつく
M38モーターサイクルパンツの基本情報 | |
年代 | 1935年〜50年代頃 |
特徴1 | フロントに前たてがついており着脱がしやすい |
特徴2 | コットン100%素材で頑丈 |
特徴3 | M35同様に極太シルエット |
【価格相場】
デッドストック:15,000円〜30,000円
M35モーターサイクルパンツ同様に最近あまり見かけなくなりました。
基本サイズは大きく作られているので、状態が良いのがあれば買いです!
M47カーゴパンツ-1940年代
ここ数年で急激に価格が高騰したフランスミリタリーの名作「M47カーゴパンツ」
90年代にマルジェラが裁縫の良さを伝えるために、裏返して発表したのはあまりにも有名な話。
たしか最近、ゴールデンサイズのデッドストックが10万円近くにもなっていました!
本格的に今後手に入らなくなるヴィンテージアイテムの一つです!
M47カーゴパンツの基本情報 | |
年代 | 1947年〜60年代 |
特徴1 | 前期モデルと後期モデルがあり、ディテールや素材が異なる |
特徴2 | ミリタリーとは思えない手間暇がかかっている (サイドポケットの2重ボタンや膝裏のあて布など) |
特徴3 | 価格がここ最近更に高騰している |
【価格相場】
デッドストック:25,000〜100,000円
ベストサイズは古着やデッドストック問わず価格が高い!
大きなサイズを購入し、お直しまたはベルトできつく絞るなどの選択肢も入れると良いでしょう。
M47パンツについてより詳しく知りたい方は合わせて下記の記事もお読みください。
・【レビュー】フランス軍M47パンツを購入!『特徴やコーデ、口コミなどを徹底的に紹介』
・M47パンツのレプリカ品を8本紹介【ヴィンテージ好きにこそオススメしたいハイクオリティ】
M47ウールセーラーパンツ-1940年代
先程紹介したM47カーゴパンツが陸軍用のパンツであるのに対して、このM47ウールセーラーパンツは海軍に向けて作られたもの。
M47カーゴパンツとは似ても似つかぬデザインです。
上質なメルトン素材と前開きのセーラーパンツの組み合わせはいかにもフランスらしくなんとも上品!
メルトンウールの繊維が細かいためチクチクしにくい!ウールパンツが苦手な方でも挑戦しやすいアイテムです!
M47ウールセーラーパンツの基本情報 | |
年代 | 1940〜50年代 |
特徴1 | セーラーパンツならではのエプロン仕様 |
特徴2 | 上質なメルトンウールなためチクチクしにくい |
特徴3 | M47カーゴ同様にズとんと落ちる太めのシルエット |
【価格相場】
デッドストック:5,000〜15,000円
M47カーゴパンツとほぼ同年代モノではありますが、まだ価格は優しめ。
ウール素材のパンツは虫食いなどで劣化しているものが多いので、きれいな状態のものがあれば手に入れておきたいところ!
M52チノパンツ-1950年代
私も愛用しているフランス軍の名作「M52チノパンツ」
ビッグシルエットでかなり太め!
シャツをタックインして履くだけで存在感は抜群です!
M52チノパンツの基本情報 | |
年代 | 1950〜60年代 |
特徴1 | ハリとコシのあるチノ生地素材 |
特徴2 | オーバーサイズブームに最適な極太シルエット |
特徴3 | M47同様に価格が急騰している |
【価格相場】
デッドストック:15,000〜30,000円
M52チノについてはこのブログでたくさん紹介しています。
気になる方は下記の関連記事も合わせてどうぞ!!
【関連記事】
・『M52フランスチノパンを乾燥機へ』サイズとあたりの変化結果を紹介
・【使用レビュー】M52パンツの経年変化が知りたい人必見『着用約1年の変化具合を紹介』
M64カーゴパンツ-1960年代
ネクストヴィンテージと期待されているM64カーゴパンツ。
「どことなくあれに似ていませんか?」
そう。M64はM47カーゴパンツの後継モデルなのです!
M47が本格的に枯渇したらこのM64が人気になると言われています。
M64カーゴパンツの基本情報 | |
年代 | 1960〜70年代頃 |
特徴1 | M47に比べテーパードが効いていて美シルエット |
特徴2 | 裾にはドローコードがついており、絞ることができる |
特徴3 | 空軍様に開発されており後ろポケットはない (座っての作業を想定しているため) |
【価格相場】
デッドストック:8,000〜15,000円
ゆっくりゆっくりと価格が高くなっている印象。
シルエット細身で現代的なので、ミリタリーが苦手な人でも取り入れやすいと思います。
F2カーゴパンツ-1980年代
最後に紹介するのがこちらのF2パンツ。
M64モデルの後継とされています。
つまり『M47』→『M64』→『F2』といった系譜。
F2パンツ最大の特徴はミリタリーではあまり見ない、9部丈であること。
パラシュートに絡まるのを防ぐために丈が短くされているのだとか。
F2パンツの基本情報 | |
年代 | 1980〜90年代 |
特徴1 | シルエットは現代的でスリム |
特徴2 | ミリタリーでは珍しい9部丈 |
特徴3 | 無駄のないミニマムなデザイン |
【価格相場】
デッドストック:2,000〜8,000円
近代ミリタリーアイテムなのでまだまだ安い!
9部丈であることを逆手にとって、低身長の人はF2パンツをジャストレングスで着用するのもありですね。
以上がフランス軍の定番パンツ7本の紹介でした!
本当に無くなってしまう前に、気になるものはGETすべきですね!