
こんにちは、ファッションブロガーのいなかです。
最近流行りのグルカパンツ。ミリタリー由来のパンツであることはご存知ですか?実はもともとグルカパンツとはイギリス軍に雇われたネパール人グルカ兵が着用していたパンツなのです。
この記事ではイギリス軍以外のグルカパンツについてご紹介しよと思います!
・オーストラリア軍
・パキスタン軍
・イタリア軍
どの国もイギリス軍と深い関わりがあったため、イギリス軍グルカの影響を強く受けています。それでいてイギリス軍のものより価格はまだ安く、手に取りやすい価格帯なので狙い目です!
オーストラリア軍・パキスタン軍・イタリア軍グルカパンツを深堀り
イギリス以外でグルカパンツを採用しているミリタリーといえば代表的なのが、オーストラリア軍・パキスタン軍・イタリア軍の3国。
イギリスのディティールを踏襲しつつも、自国の個性を出しておりどれも素晴らしいクオリティーです!
オーストラリア軍グルカパンツ

価格:2万円〜4万円程度
特徴1:イギリス軍1950パターングルカパンツをソースとして作られている。
特徴2:厚めのコットン地を採用。
基本ディティールはイギリス軍と同じですが、オーストラリア軍のグルカパンツはベルトループがより深く生地も厚めであることが特徴。
そしてイギリス軍のものよりもワイドシルエットな気がします。
オーストラリアグルカの歴史
1950年代、イギリス軍とオーストラリア軍は同盟国であり共に軍事活動を行っていました。当時イギリス軍の名作P50ジャングルパンツ(グルカパンツ)がオーストラリア軍にも支給されていたのがオーストラリアグルカの始まりとされます。
そのP50を元に改良を重ね、1960年代オーストラリア独自で開発したグルカパンツが今回紹介したもの。オーストラリア軍のグルカパンツは作業や地上戦を想定して作られているためイギリス軍のものより生地は厚くタフであるという特徴の一つです。
パキスタン軍グルカパンツ

価格:1万円〜1.5万円程度
特徴1:定番のクロスベルトタイプではなくサイドアジャスターのみで絞る仕様
特徴2:フロントにタックは入らない
パキスタンは1858年から1947年までの約90年間もの間イギリスの植民地であったため、イギリスの影響を強く受けています。
イギリス軍の代名詞とも言える、ボタン式のベルトループやサイドアジャスターなどを採用しておりまるでイギリス軍アイテムのような出で立ちをしています。
タックは入らないのでシルエットはやや細身。加えてコットンチノクロスを使用しているため様々なファッションとの相性が良いです!
イタリア軍グルカパンツ

価格:7,000円〜15,000円程度
特徴1:ウエストはダブルのフロントアジャスター
特徴2:素材は薄手のモールスキン。経年変化が期待できる
イギリス軍の関係性はわからなかったのですが、イタリア軍にもグルカパンツが存在します。他国はイギリス軍のオリジナルに寄せているのに対してイタリア軍のグルカはかなりイタリア色が強い!
素材はデニムよりタフと言われるモールスキン。カラーはイタリアらしいナス色。ひと目でイタリアっぽいと思える個性が感じられます。
【まとめ】イギリス以外のグルカパンツもクオリティーが非常高い
パキスタン軍:ボタン式のベルトループやサイドアジャスターなどイギリス軍の影響を受けたグルカパンツ
イタリア軍:イギリス軍の影響をあまり受けていないイタリアらしいカラーリングとデザインのグルカパンツ