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パタロハの年代判別方法を紹介『タグを見れば簡単にわかります!』

パタロハのアロハシャツ
出典:Patagonia

 

誰もが知っているアウトドアブランド『パタゴニア』

その「パタゴニア」と「アロハシャツ」をかけ合わせた独立レーベル『パタロハ』をご存知ですか?

 

この記事ではパタロハの基本情報と、1986年から現在までの年代判別方法を紹介します。

 

【この記事の内容】

・パタロハの基本情報を紹介
・タグから読み解く年代判別方法を紹介
 
 
 
新しいアイコンいなか
Inaka1992
30年以上も続く『パタロハ』古いモノはヴィンテージとして高値で取引されています!
 
 
 
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パタロハってどんなブランド?基本情報を紹介

グリーンのパタロハ
出典:Ebay

パタゴニアから派生したブランドであるパタロハ。

その歴史を語るには前進ブランドである『シュイナードイクイップメント』まで遡る必要があります。

 

 

【ブランドの移り変わり】
1965年登山用品ブランド『シュイナードイクイップメント』を設立 (80年代に消滅)
1972年アウトドアアパレルブランド『パタゴニア』へとステージを移す(現在も展開中)
1986年アウトドアとアロハを融合した『パタロハ』が誕生(現在も展開中)

 


シュイナードイクイップメントから始まったパタゴニア。
80年代半ばに事業拡大のため、パタロハを誕生させたというのが一連の流れになります。

 

パタゴニアは地球環境の保全に力を入れているブランドであるため、オーガニック意識の高いハワイとの相性は抜群でした。

 

新規参入が難しいアロハシャツ業界に、環境意識の高いアウトドアブランドらしい切り口で入ることにより、またたく間に人気となったのです。

 

 
 
新しいアイコンいなか
秋冬しか稼ぎづらいアウトドア業界。
パタゴニアは夏服であるアロハを展開することで夏の業績を上げることに成功しました!
 
 
次に、この記事の本題であるパタロハの年代判別方法を紹介していきます。
 

 

【タグをチェック!】パタロハの年代判別方法を紹介

ハワイの波

 

パタロハの年代は大きく分けると7つに分けることができます。

①シュイナード時代(80年代)
②初期タグ(1980年代後半)
③雪なし黒タグ(1992〜95年)

④黒タグ(90年代後半)
⑤ミレニアムタグ(2000年)
⑥白タグ(2003〜)
⑦白タグ(リミテッドエディション)(2003年〜)
 
 
イレギュラーや他のタグのものも存在しますが、ベース判別方法として7つのタグの違いを見るとおおよその年代を判別することができるのです。
 
 

シュイナード時代(80年代)

シュイナード時代のアロハ
出典:WorthPoint

 

シュイナードのタグを備えたアロハシャツがパタロハの原点。

パタロハが始まる1986年の少し前に少量だけ生産されていました。

 

アロハシャツの柄には、カラビナやピッケルなどアウトドアギアをちりばめており、アウトドアの色の強いデザインが特徴。
現在は入手困難でほとんど見つけることができません。

 

シュイナード時代のアロハシャツ
年代1980年代中頃
シュイナードタグシュイナードの文字が入ったタグ
値段相場3万円〜5万円

 

 

初期タグ(1980年代後半)

1986年のパタロハ
出典:RAKUMA

 

パタロハがスタート当初の通称「初期タグ」

朝焼けであるモーニング・グローリーの刺繍とPatalohaの刺繍が入る。
また初期タグのみTMマークが付くのが最大の特徴です。

 

初期タグのパタロハ
年代1986年〜1991年
初期タグTMマーク・雪あり・オレンジの割合が多い朝焼け
値段相場2万円〜3万円

 

 

雪なし黒タグ(1992〜95年)

1993年パタロハ
出典:Grin Days Memory

 

1992年に入ると雪なしタグと呼ばれる変更されます。

Pataloha文字の上に見える山に行きが積もらないことから雪なしタグと呼ばれます。
この時期頃からタグに生産年が記載されるようになるので、判別はより簡単になります。

 

雪なしタグのパタロハ
年代1992〜95年頃
雪なしタグ雪なし・Rマーク・紫の割合が多い朝焼け
値段相場1.5万円〜3万円

 

黒タグ(90年代後半)

1998年生パタロハ
出典:LATHRILLS

90年代後半になると、タグの縁が黒色になった「黒タグ」となりまる。

初期に比べると朝焼けの配色が落ち着いています。

 

黒タグのパタロハ
年代1996年〜2,000年代初頭頃
黒タグ縁が黒色・Rマーク・落ち着いた朝焼け色
値段相場1万円〜3万円

 

 

ミレニアムタグ(2000年)

パタロハミレニアムタグ
出典:POSHMARK

2000年のアニバーサリー・イヤーにのみ生産されたミレニアムタグ。

水色が基調の朝焼けと2000の文字が目印!

 

ミレニアムタグのパタロハ
年代2000年
ミレニアムタグ水色メインの朝焼け・2000の文字・小さなRマーク
値段相場1万円〜2万円

 

白タグ(2003〜)

白タグのリミテッドエディション
出典:nina de coito

 

2003年の新コレクションに入ると白色のタグに一新されます。

後ろの山はリアルになり、山頂から煙が吹き出しています。
パタゴニアの山ではなく、よりハワイをイメージした結果の変更でしょう。

 

現行のパタロハも同じタグを使用しているので、詳しい年代判別は内タグの数字から読み解くことになります。

 

シュイナード時代のアロハシャツ
年代2003年〜現在
白タグ白タグ・リアルな山に変更
値段相場1万円〜2万円

 

 

白タグ(リミテッドエディション)

パタロハのリミテッドエディションタグ
出典:POSHMARK

 

白タグの中にはリミテッドエディションタグと言うものが存在します。

これは、生産期間限定に販売されたアロハ柄に付けられるタグで、写真の2003年以外にも様々な年代のものが存在する。

 

白タグリミテッドエディションのパタロハ
年代白タグ時代の様々な年代
白タグリミテッドエディションタグ白タグ・リミテッドエディションの文字
値段相場1万円〜2万円

 

 

新しいアイコンいなか
以上がメインで使用されている6つのタグでした。
 
 
年代限定だけでなく、ハワイ限定のように地域限定のアイテムも存在するため全てのタグを調べるとかなりの数以上のなります。
 
 
ヴィンテージとして価格が上がっているのは、現在のところ黒タグ以前まで。
数が減ってきているので気になるアロハがあるなら早めにゲットしておきたいところです!!
 
 
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