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ミカエルの経年変化レビュー「5年経過した今でも大好きな靴」

 

パラブーツのミカエルを履き始めてから早5年。

あっという間に5年が過ぎました。
昔みたいに毎日のように履くことは無くなったけど、今でも一軍選手で「おしゃれするぞっ」てときに履くことが多い革靴です。

 

今回はそんな相棒のパラブーツのミカエルが5年たった今どのように経年変化したのか?についてレビューしていきます。

 

 

☆パラブーツの歴史やミカエルとシャンボートについて詳しく書いた記事があるのでこちらも合わせて読んでみると、もっとパラブーツについて深く知れると思います。

フランスの革靴(パラブーツ)の歴史とシャンボートとミカエルのサイズ感

 

□この記事でわかること
★ミカエルの経年変化例(色落ち例)
★ミカエルの傷つきやすい部分
★様々な角度からの写真

ミカエルの使用頻度と手入れ方法

はじめに5年間使用しているミカエルをどれくらいの頻度で使用し、どのようなメンテナンスをしてきたか。

5年間も履いていたので多少の変更点や、メンテナンスしていなかった時期もありますがざっくりとしたケア方法はこちら。

 

使用頻度
・購入〜1年目くらい:週2〜5回(雨の日に履かない)
・1年〜3年目くらい:週0〜1回(雨の日でも履く)
・3年〜現在:月0〜2回(嵐でも関係なく履く)

メンテナンス頻度
年に2〜4回ほど

メンテナンス方法
①ブラッシング→②リムーバーで汚れを落とす→③保革クリーム塗布→④ブラッシング→⑤防水スプレー

 

使用頻度:最初のうちはヘビロテ後半時々。
メンテナンス方法は至って一般的な方法で磨いてきました。

新品時からのレザーの質や生産時期。
歩き癖によって人それぞれ経年変化は違うものではありますが、5年目の経年変化の一つの見本として見ていただければと思います。

購入を考えているひとにとっては少し気になるところでは無いでしょうか。

 

ミカエルの経年変化レビュー「写真で解説します」

出典:パラブーツ公式

いつものことながら前置きが長くなりましたが5年目のミカエルのクローズアップ写真を御覧ください。

 

今回はなるべく普段の状態を維持したいので、2ヶ月前に靴磨きしただけの状態で撮影しました。

一体どのようなとこに傷が入り、色の変化はどうなったのかお伝えできればと思います。

ミカエルにも絶対合うデニム ボンクラの経年変化についてはこちらもどうぞ
ボンクラデニム色落ちレビュー(経年変化)シンチバック編-5年半使用

 

ミカエル・カフェのビフォー・アフター

新品購入時(ビフォー)はこのカフェ色。

そして5年後(アフター)はこんな感じ

経年変化①:ミカエルの全体写真

まず引きの全体が写っている写真から。

どうですか?

私が改めて思った第一印象としては、「マロンっぽい色落ち」です。

ミカエルのマロンの色のようなシワがでてきているんです。
これってもしかして、マロンの色にダークブラウンを塗ったのがカフェなのかなと思うレベル!

 

ではもう少しアップの写真で場所ごとに変化具合をみていきます。

経年変化②:ミカエルのアッパー部分

オイルを2ヶ月間塗っていないので全体的にオイルが抜けたカラッとした感じ。
足の甲の部分はどの靴もそうですが横にシワが入り、そこも色落ちしています。

この部分のメンテナンスが一番大切でしっかりクリームを塗らないととりかえしのつかないことになるんだとか。

そしてモカシン縫いの後を囲む突起した部分に色落ち(剥げ)が目立ちます。
歩いていて一番障害物にぶつかってしまう部分なので注意が必要でした。

しっかりとメンテをして、それでも剥げてしまったら補正クリームを塗るのがよいのかな。

経年変化③:シューレースの劣化

シューレースの先端の部分がヘタってきています。
普通に履いてる分には問題ないのですが、靴磨きの時紐を外してしまうと、戻すのが大変。

なかなかシューホールに入らないんです。

やすいし、新しいの買っちゃうか。

経年変化④:サイド部分アッパーの色落ち

サイドの色落ちもかなりでてます。

このサイドの膨らんだ部分も欲どこかしらにあたってすれるところ。
ぶつからないように注意が必要ですね。

経年変化⑤:ヒールカップの変化

定番のスクラッチ傷。

これはこれで好きだけど、ヒールアップとトゥは鏡面磨きで保護する方が後々のこと考えると良いのかも

経年変化⑥:ブランドタグの変化

タグはボロボロ

直営店で4,000円位で交換してくれるサービスがあるみたい。
これはこれで味なので、もうしばらくこのまま使おうと思う。

経年変化⑦:ソールのすり減り

 

ソールのすり減りが少ない。
5年使用していてこのすり減り方はさすがパラブーツと言ったところ。

ラバーがルーツなだけありますね。
この調子だと後5年はソールの交換はしなくて済みそう。

経年変化⑧:インソール部分

インソールもへこたれず比較的きれいな状態。
よく見られる踵内側のすり減りもなく、きれいなヌメ側のような色をキープしています

経年変化⑨:縫い目の変化

ノルヴェイジャン製法のミカエル。
たまに日本の機構だとソールごとがばっと外れることがあると聞きますが、私のパラブーツはあたりで、ソールが外れたり、糸が切れたりする気配が見られません。

改めて見ると、この部分はダイナミックでかっこいいですね。

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