こんにちは、ファッションブロガーのいなかです。
私が5年間愛用しているBONCOURA(ボンクラ)のシンチバックデニムがいい感じに色落ちしてきました。
「ボンクラデニムの購入を検討していた」「購入したが今後の色落ち具合が気になる」
そのような方にぜひ読んでいただきたい内容となります。5分ほどで読むことができますの気になっていた方はぜひ最後までお付き合いください。
・ボンクラとはどのようなデニムブランド?サクッと紹介
・シンチバックデニムの育てた方法紹介『リジット時〜5年までの道のり』
・実際の経年変化を写真で隅々まで紹介
BONCOURA(ボンクラ)ってどんなブランド?『簡単に特徴を紹介』
2011年に大阪で誕生したデニムブランド、BONCOURA(ボンクラ)。デザイナーの森島久氏のこだわりがこれでもかというほど詰まっており、ヴィンテージデニム愛好家にも人気のあるブランドです。
ボンクラのブランド情報 | |
創業 | 2011年 |
創業地 | 日本、大阪 |
デザイナー | 森島久 |
ブランド名の由来 | フランス語で頑張れという意味の「ボンクラージュ」と日本語の「ぼんくら」をかけており、 『愛すべきバカ人間になりたい』という思いが込められている |
特徴1 | 完全メイドインジャパン。生地の配合からリヴェットやフライボタンまで、全てのパーツがボンクラオリジナル。 |
特徴2 | リーバイスやアメリカミリタリーをソースとしており、どのモデルもヴィンテージへの敬意が感じられる。 |
ここまでこだわっているデニムブランドはまずありません。ボンクラは現行のデニムブランドの中では間違いなくトップクラスでしょう。
ボンクラ『シンチバックデニムを育てた手順を紹介』
デニムの色落ちは人それぞれで、一つとして同じものはありません。しかし、新品時のリジットデニムからの洗濯工程でおおよその色落ち具合は決定します。
逆に淡く濃淡の少ない色落ちを目指すなら履くごとに洗濯を繰り替える。
私はヴィンテージさながらのバキバキジーンズにしたかったので下記のような手順を踏みました。
ボンクラデニム『購入時から5年間のマイルール(洗濯手順)』
- 新品時のリジットデニムを2回洗剤をいれずに水洗い→濡れた状態で糊付け→糊付きのまま陰干し
- 3ヶ月間は洗わずにひたすら履き続ける
- 3ヶ月後通常洗濯+業務用の乾燥機で乾かす
- 2年間は3ヶ月に1度のペースで洗濯+乾燥機
- 2年〜現在は気が向けば洗濯。そして天日干し(業務用乾燥機はかけていない)
ボンクラのシンチバックは、ある意味経年変化のコントロールがしやすいと感じました。履き手の意図した通りに素直に色落ちしてくれます。
例えば右ポケットに財布を入れれば財布の型がしっかりとつくし、細い足の方が履けば太もものヒゲは広めにつく。ボンクラは着用者の癖や理想をナチュラルに味として表現してくれるデニムです。
ボンクラデニムのもう一つの名作、ダブルエックスの経年変化が気になる方は下記の記事も合わせてお読みください!
5年間の着用頻度『半年間はほぼ毎日着用』
経年変化写真を見せる前の前置きがホント長くてすみません。ですがデニムの経年変化を語る上で着用頻度は外せないのでもう少しだけお付き合いください。
〜6ヶ月:ほぼ毎日着用
6ヶ月〜1年:1週間に3〜4回
1年〜2年:1週間に2回程度
2年〜5年:1ヶ月に1回程度
購入してから半年ほどはほぼ毎日着用をしていました。そこから徐々に回数を減らし2年が経った頃には完全にサブのデニムに。気が向けば履く程度のポジションとなりました。
ボンクラ『シンチバックデニムの経年変化を写真で紹介』

※上記写真はデッドストック時のシンチバックデニム
ではどのように色落ちしたのか?写真で詳しく見ていきましょう。
フロント『ヒゲ・フロントポケット』
フロント全体
5年間かけて育てたボンクラシンチバック。太もものヒゲが隠れてしまうほど白く濃く色落ちしている。
フロント上部
ポケットにものを入れることがあまりなかったため独特な経年変化はでていない。
コインポケット部には座った時についた履き皺がくっきりとでている。フロントポケットの糸とびはあまり見られない。
ヒゲ
ジャストサイズよりワンサイズ下げたデニムを履いていたのでヒゲは細かくでている。逆に大きめを履くとヒゲの数は少なくなる。
バック『ハチノス・バックポケット』
バック全体
ヴィンテージデニムさながらの激しいハチノス、腰回りの濃淡が生まれた。
バック上部
バックポケットはフロントポケットと比べると糸とびが激しい。ボンクラは糸の種類を数種類使用しており、あえて切れやすい糸を使用している箇所がある。
串刺しのシンチバック先端は白く色が抜けている。そしてねじれも生まれた。
左のバックポケットは激しくステッチが抜けており破れが見られる。
膝裏のハチノス。座る際右足を上にして足を組むことが多いため、逆足の左側のほうが激しく線が入っている。このような癖がダイレクトに色落ちとして出るのも面白いポイント!
各パーツ『裾のアタリ・パッカリングetc…』
裾のアタリ
裾は購入時から折り返していたので折り返し部分に線が入っている。
裾のあたりは強烈。このうねりはチェーンステッチかつヘム幅が短いものでしか得られない特徴。
生地感
横へのシワだけでなく縦落ちもしている。66前期以前のデニムを彷彿とさせる経年変化。
スレキに刻印されたスタンプ擦れて入るが消えずに残っている。
左太もも部分に破れがあったので一度たたき修理にだした。これも愛着の一つ。
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