どの記事も割りかし好評の「乾燥機で縮めてみたシリーズ」
今回は王道ミリタリージャケット「ジャングルファティーグジャケット」
5thタイプのものになります。
デッドストックから乾燥機をかけるとどのように縮むのか、アタリはでるのかなど検証していきます!
★『「永久保存版」ジャングルファティーグ年代判別方法を紹介!1st.2nd.3rd.4thの違い』
5thについては書いてありませんがこちらの記事で、ジャングルファティーグのモデル判別ができます。
★ちなみに5thは4thの袖が簡素化されたものです
デットストックのサイズ
所有しているジャングルファティーグジャケットはXS-レギュラーのゴールデンサイズ。
5thモデルとはいえ、デッドストックでこのサイズは希少。
バンコクの古着屋でたまたま出会えました。
デッドストックの状態は下記の通り。
身幅:50.5センチ
肩幅:44センチ
袖丈(脇下から):53センチ
アーム幅(肩まわり):26.5
ジャングルファティーグは着丈が長く、ハーフコートのようなサイジングなのが特徴的。
デッドストックですが実は何回か着用はしています。
着用によるアタリなど多少は出ていますが、まだ一度も水を通していないので、これから変化が見られると思います。
素材について
4th以降の素材はリップストップ生地
実は以前リップストップ生地のBDUジャケットを乾燥機にかけたのですが、あまり縮みは見られず。
同じリップストップでもBDUジャケットはコットン50%ナイロン%の混合素材。
ジャングルファティーグはコットン100%なのでおそらく、BDUよりは変化が見られると予想しています!
乾燥機をかける手順紹介
ステップ1:通常洗濯洗い
はじめにたっぷりと水を含ませるため、洗濯洗に。
洗剤は特に気にせず家にあるアタックを使用。
最後に脱水をかけて余分な水分を落とします。
ステップ2:業務用乾燥機へ
乾燥機をかけるときは大型ドラムが一番。
短時間でガツンと熱を送るので一番変化が期待できます。
水に濡れた状態のジャングルファティーグのボタンをすべて閉めて乾燥機へぶち込む。
★ボタンを閉め忘れるとボタンが生地にあたって不自然なスクラッチが入る可能性があります。
デニムでもなんでも同じですね。
乾燥後のサイズとアタリ変化
サクッと変更後のサイズを見てもらって、その後に各パーツの変化をじっくり見ていきます。
身幅:50.5センチ(プラマイゼロ)
肩幅:43センチ(マイナス1センチ)
袖丈:53センチ(プラマイゼロ)
アーム幅(肩まわり):25.5センチ(マイナス1センチ)
見事に縮みました。
M52ほどは縮みませんでしたが十分縮が感じられます。
大きく変化した着丈はより短くなり、以前より合わせやすいサイズ感に!
やっぱり綿100の生地である程度厚みがあれば変化が起きやすいですね。
ノンリップ素材だったらもっと縮みがでたのではないでしょうか。
では最後に、アタリや見た目の変化を見ていきましょう。
全体の変化
ビフォー
アフター
※写真の感じすべて色味が違います。よれ感やシワ感のみを見て下さい。
全体を見ると大きな変化は見られません。
むしろ乾燥機後のほうがシワが多いように見えます。
ヴィンテージのすごく渋いジャングルファティーグはなかなか一回の洗濯では出せないですね。
何回も使って、時間をかけて育てば良いなと思います。
フロントポケットの変化
ビフォー
アフター
八の字になっている特徴的なフロントポケットの大きな変化としては、フラップの先端が少し立体的によれています。
乾燥機前と比べるとより大きくうねりが見えますね。
色味やさわったときの質感に変化は見られませんでした。
これからどんどんよれてシワシワになるのが楽しみ。
パッカリングの変化
ビフォー
アフター
乾燥機をかける前からパッカリングは結構きつくかかっていたので、変化しませんでした。
もっと使い込むとよりボコボコして、白く色が変わっていきます。
まだまだ先の話かな〜。
乾燥機をかけるとどうなった?【まとめ】
★着丈が短くなった
★肩幅が狭くなった
★アームが細くなった
★少し立体的によれた
変化しなかったこと
★身幅が変わらなかった
★パッカリングも変化なし
以上が変化になります。
乾燥機を一度かけてもそこまで大きな変化は見られません。
これからどんどん着用して、汚れたら洗ってを繰り返すと徐々に徐々に経年変化が起きて自分だけのオリジナルになるのかなと。