バブアーのソルウェイジッパーを知ってますか?
知らないな〜。バブアーの中でもマイナーなモデルか〜。
バブアーといえば、ビデイル・ビューフォート・ボーダーが有名だよね!
そのビデイル・ビューフォート・ボーダーの3つの名作の起源と行ってもいいモデルが今回紹介する『ソルウェイジッパー』だよ!!
この名作を知らずしてバブアーを語れないよ!
今回はそんな歴史的名作のソルウェイジッパーの歴史について紹介‼
待望の復刻を遂げたソルウェイジッパーとは一体どんなものだったのか?
バブアーの歴史の一端を覗いてみてください!!
今回はすごくシンプルな記事です。
ただただ、ソルウェイジッパーの知識を得るだけです。
是非最後までお付き合いください!!
『【バブアー初心者必見】ビデイルジャケットの特徴やサイジングを網羅‼』
ソルウェイジッパーの歴史=カントリーだ
ソルウェイジッパーが誕生する1960年までのバブアーは、主に海の労働者向けのワークウェアや、レーサーの為のライダースジャケットを生産していました。
この頃までは、ターゲットは労働者やレーサーといった仕事をする人。
そんな労働者のためのブランドであったバブアーが1960年に初めてカントリー向けに力を入れて作ったアウトドアジャケット。
それがソルウェイジッパーというわけです!!
ここがバブアーの転機だったという人は多くいます。
カントリー用に成功したということはつまりどういうことなのか?
・・・=上流階級に認められたということになりますね!
イギリスは発祥の乗馬や、ハンティング、フィッシングなどのカントリースポーツで使用されるということは、国技で正式に使用されるユニフォームになったみたいなこと。
日本で言うと柔道着に採用された位凄いことなのです!!
そんなバブアーの転機となったカントリースポーツ用ジャケットがソルウェイジッパー。
バブアー初のロイヤルワラント?
今では3つ獲得しているロイヤルワラント。
実は、ソルウェイジッパーが初めてワラントを獲得したジャケットです!
ハンティングなどに特化したソロウェイジッパーは、1974年に初めてのクレストであるエジンバラ公のワラントをもらいました。
その後すべてのワラントを獲得し、3つのワラントをもった数少ないイギリスブランドとなりました!!
ロイヤル・ワラントを3つすべて獲得しているブランドはたったの5つしか無く、国民的なアイテムの称号をもらったようなものです。
イギリスのすべての人が知っているブランドとなったのです!
この称号を与えることが出来るのは、エリザベス女王・エジンバラ公・チャールズ皇太子のみ。
お墨付きをもらったブランドは『信頼』を得ることが出来る‼
ソルウェイジッパーの特徴紹介
乗馬、ハンティングなどに適したスペックをもったソルウェイジッパー。
土臭いながらも、どこか上品。
そんな矛盾を持ったジャケットの各特徴を深く見ていきましょう!
※年代によってスペックは異なるので、今回は私が所有している1ワラントのソルウェイジッパーを参考にします。
其の1:ソルウェイジッパーの襟元を探求
※写真はスライドしてね!
ソルウェイジッパーの襟部分は現行品のオイルドジャケットと比べて大きめ‼
迫力が違います。
古めのビデイルジャケット等にも見られるのですが、ヴィンテージのバブアーの襟の色は濃いブラウンではなく、薄めのキャメル。
このキャメル色の襟のバブアーは球数が少なく、マニアがこぞって集めいていて、非常に希少性が高い。
そしてビデイルや、ビューフォートなどのバブアーにも反映されているチンストラップ。
首元からの風の侵入を防ぐことができます。
レア中のレアなモデルはこのチンストラップが2つついている通称ダブルチンストという形のものもあるのだとか。
ボタンはバブアオリジナルのものではなく、NEWEY ENGLANDと書かれたボタンがついています。
・ソルウェイジッパーの襟はでかめ
・通常のブラウンカラーだけでなくキャメル色も存在する
・ダブルチンストとよばれるレアなものもある
其の2:使用されているポケットの形状
フロントには大きなフラップポケットが3つ。
ビデイルやビューフォートとの大きな違いは2つ。
一つは左胸のポケット
・多くのバブアーのジャケットにはこのポケットはありません
2つ目はハンドウォーマーポケットがないこと
・ウエスト部分のポケットの裏に手を温めるポケットが無い
フラップポケットが3つついているだけの凄くシンプルな作り。
時代感を感じますね!
そして内側の伝統的なタータンチェックの中にはゲームポケットが1つ。
この中に狩ったうさぎなどの獲物を入れるというのだから驚き!
その他の主なソルウェイジッパーの特徴
★このまま一つづつ深堀りしていくと長くなっちゃうので、大きな特徴を箇条書きで紹介していきます‼
①本来ならウエストベルトがついている
・所有しているソルウェイジッパーはウエストベルトが紛失してしまっていますが、本来なら写真1枚めのようにベルトでウエストを絞れる仕様。
乗馬の時、風の抵抗を少しでも少なくする為のものですが、ファッションとしてもきれいめに羽織りたいときは絞るなど変化が出せる。
②ラグランスリーブ
・バブアーお馴染みのラグランスリーブなので、腕周りの可動域が広く動きやすい。
③リングジップはエアロ製
・年代にもよりますが、リングジップはエアロ製のものや、バブアーの刻印がされたオリジナルのものもがあります!
④袖口はナイロン製の別布で絞る仕様
・ナイロン?ポリ?のようなもので絞ることが可能。現行品のリブとは少し違う。
⑤脇下にはベンチレーションあり
・ベンチレーションにより体の中の熱気を逃がすことが出来る。
⑥ポケット内にタグがあった
・これも時代によって場所が違う。ポケット内だと紛失せずに残っていることが多いのでラッキー。
上の最初の二文字が年代を表しているので、このソルウェイジッパーは1977年製ということになります。
以上がソルウェイジッパーの主な特徴。
そもそもバブアーってどんなブランドなのかを知りたい方はこちらの記事も是非お読みください!!↓↓