こんにちは。スグレモノ運営者の『Inaka』です。
今回はビギナー向けの記事。
バブアーのベストセラーモデルである『ビデイル』と『ビューフォート』の違いについて紹介!
この記事を読めば、どちらのモデルが自分に合っているかわかります。
今更、バブアーの定番ジャケットの『ビデイル』と『ビューフォート』の違いを他の人に聞くことができない!
そんな方にむけて、めちゃくちゃわかりやすく、両オイルドジャケットの違いを解説します。
時代ごとによる細かな仕様はひとまず置いといて、一般的に言われている最低限のディテールの違いだけを紹介するので、サクッと知識を入れたいかたは是非このまま読み進めてください!
この記事を読めば基本的な違いを知ることができ、自分にあうモデルが『ビデイル』なのか『ビューフォート』なのかが分かります!
【この記事の内容】
- ビデイルとビューフォートの用途の違い
- パーツごとの違い
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両ジャケットの生産背景
一見すると、「サイズ感が違うだけなの?」と思ってしまうほど瓜二つの『ビデイルジャケット』と『ビューフォートジャケット』
実は、そもそも用途が違うんです。
その開発背景をしれば、ディテールの違いの意味がわかります。
ビデイルの用途紹介
発売年:1980年
用途:乗馬用
乗馬用として発売されたビデイルジャケットは、馬にまたがる際にストレスを無くすように、サイドベンツ仕様になっており、着丈は短め。
そして、腕周りは動きやすいように、ラグランスリーブとなっています。
非常に無駄のないデザインで、しっかりと用途が決まっているジャケットです。
いなかバブアーのビデイルジャケットについて知りたい! そのような悩みを解決!この記事ではバブアー初心者に向けて、名作モデル「ビデイルジャケット」の特徴について徹底紹介します。 【この記事の内容】バブアーの[…]
ビューフォートの用途紹介
発売年:1983年
用途:狩猟用
一方狩猟用として、開発されたビューフォートジャケットは、ビデイルに比べて着丈は若干長めの設計(ビデイルより5cm〜長い)
腰回りの暖かさを確保するため、長めの設計となっており、雨の日でも腰回りが濡れること無く、狩猟ができます。
ビデイルのようにサイドベンツではなく、背面には大きなゲームポケットがついているのが一番の特徴。
ゲームポケットとは、狩ったうさぎなどの獲物を入れるためのポケットで、昔のハンティングジャケットはほとんどゲームポケットが備え付けられています。
長さと、背面の違いだけでも、用途の違いが分かりますね。
次に、各ディテールについて見ていきましょう。
それぞれの違いを見ると、ますます、ビデイルは乗馬向けで、ビューフォートは狩猟向けだということがわかります。
各ディテールの違いを知る
着丈の長さと、背面の仕様の違い以外にも、それぞれ合理的なギアとしての違いが見られます。
見分け方としては、ゲームポケットかサイドベンツかだけで、一瞬で違いがわかるのですが、もう少し深い部分までディテールの違いを紹介していきます。
ビデイルジャケットの各ディテール
①裏地がタータンチェックとナイロン(写真右下)
乗馬の際の腰まわりの擦れを考慮して、裏地の下部分は強度の高いナイロン素材となっています。
②袖口はリブニット(写真右下)
乗馬時に袖口から風の侵入を防ぐ効果のある、リブニット仕様。
首元の襟も立てて着用すると、かなり防風性があがります。
③バックはサイドベンツ(写真右下)
先程紹介したように、サイドベンツにすることで乗馬の際の窮屈さが軽減されます。
『【バブアー初心者必見】ビデイルジャケットの特徴とサイジングを紹介』
『ビデイルの経年変化を知りたい人必見。7年経過のバブアー見せます』
ビューフォートジャケットの各ディテール
①裏地はすべてタータンチェック(写真右下)
ビデイルと違い、腰回りをナイロンにする必要性がないので、すべてタータンチェック。
②袖はベルクロ式またはスナップボタン式(写真右下)
獲物捕獲の際瞬時に腕まくりができるように、スナップかベルクロ式の袖になっています。
③背面にはゲームポケット(写真右上)
獲物を入れる大きなゲームポケットが配置。昔の人はここに新聞紙を入れて、体を温めていたなんて使い方もしていたらしい。
ビデイルとビューフォートの違いまとめ
以上が、主なビデイルとビューフォートの違い。
ジャケット毎にササッと記載してしまったので、最後に表でまとめておきます。
特徴/モデル | ビデイルジャケット | ビューフォートジャケット |
着丈 | 短め | 長め |
裏地 | タータンチェック+ナイロン | タータンチェック |
袖口 | リブニット | ナイロンのベルクロ又はスナップ |
背面 | サイドベンツ | ゲームポケット |
これに加えて時代ごとに細かな仕様が変わりますが、大きく分けるとこれくらい覚えていれば古着屋さんでまず間違えることはありません。
今ではファッションアイコンとして人気のジャケット。
どっちもほしいところですね!
『私が初バブアー(Barbour)でビデイルではなくビューフォートを選んだ理由【バブアー初心者】』
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