「秋の定番帽子、ベレー帽の起源や歴史について知りたい」
そんなオタク級のファッション好きさんの疑問を解決します。
・15世紀から続くベレー帽の歴史を深堀り
・バスクベレーとミリタリーベレーの違いについて
・「ミリタリーベレー」イギリス式とフランス式の違いを紹介
この記事を読めば、ベレー帽誕生の歴史から現在主流のベレー帽の種類まで網羅的に知ることができます。
3分で読める短い内容ですのでぜひ最後まお付き合いください!

(Inaka1992)
歴史を知るともっと好きになりますよ!
ベレー帽の歴史を深掘る
- 発祥について
- 種類について
上記の順番で紹介します。
ベレー帽の発祥は15世紀
ベレー帽の発祥は15世紀頃と言われており、ビレッタと呼ばれるカトリック教徒が被る角帽子が農民に普及し簡素化されたモノという説が有力。
確かな発祥国ははっきりとしていませんが、おそらくスペインやフランスあたりであるとされています。
バスク地方は他にも、バスクシャツやエスパドリーユといったファッションシーンで活躍するアイテムの発祥地としても有名です。
このことからバスク地方で作られるものはよほど作りとデザインが高かったことが予想されますね。
ベレー帽は大きく分けて2つに分類される

大きく分けてベレー帽には『バスクベレー』と『ミリタリーベレー』という2つのデザインのものがあります。
バスクベレー | フェルト素材の帽子てっぺんにチョボがついているベレー帽のこと。 |
ミリタリーベレー | フェルト素材で、被り口にレザーなどのパイピングが施されているモノ。チョボは無い。 |
バスクベレーは、15世紀からほとんど変わらず存在するベレー帽で、芸術家や数多くの偉人から愛されていました。(ピカソとか手塚治虫が被っているイメージありますよね!)
バスクベレーの用途は一般的な帽子と同じで、風よけや日差しから守る日用品として使用されていました。

一方ミリタリーベレーの歴史は浅く1940年代の第二次世界大戦頃から軍で使用されていたようです。

(Inaka1992)
ミリタリーベレーの歴史と意味を紹介

伝統的なバスクベレーは15世紀から存在するのですが、調べても調べても形状の意味やその他の特徴などが出てきません。
そうですネタ切れです。
これからは、比較的歴史の浅いミリタリーベレーの特徴などを紹介します!
色とバッジは所属部隊とエリートの証
『なぜ軍はベレー帽を被るのか?』
それは所属部隊をひと目で認識するためで、部署によってベレー帽の色が違うのです。
またバッジもつけることでより細かな部隊の違いを識別できる工夫がされています。
国によってはエリートの中のエリートしか着用が許されていない色のベレー帽も存在し、上下関係がすぐにわかるようになっているのです。
イギリス式とフランス式のかぶり方がある
ミリタリーベレー帽はベロ(垂れ)が大きく、着用の際にはベロを下に垂らして着用します。
フランス式:左側にベロを垂らす
このように国によって着用方法が変わるのも面白いところ!
ベレー帽の種類まとめ
発祥 | 15世紀 |
素材 | ウールフェルト |
種類 | バスクベレー・ミリタリーベレー |
バスクベレー | 真ん中にチョボがある |
ミリタリーベレー | 被り口にパイピングが施されている |
たかがベレー帽でもこんなにも奥が深いんです。
知っていて被るのと知らずに被るのでは、愛着が変わってきますね!
ウンチクを長々読んで頂きありがとうございます!