
数あるJACKETのなかでも抜群の機能を誇るマウンテンパーカー。
過酷な環境下でも、都会使いでも、どんな状況でも最大限の機能を発揮する数少ないアウター。
その中マウンパの中でもゴアテックス素材のマウンテンパーカーは特に最強。
雨の日は水を弾き。晴れの日でも、汗でムレた湿気を外に逃がす。氷点下でもファブリックが凍ること無く、体温を維持しようとします。
岩肌に擦れたって破れない強度をもっているし、インナー次第ではオールシーズン使えるってのもいいところ。
それでいて異常なまでに軽い。
アークテリクスはそんなゴアテックスのマウンテンパーカーに定評があるブランドの1つ。
今回はそんなアークテリクスの、ハイエンドモデルであるベータSV、アルファSV、シータSVの3型の紹介とその他のモデルとの違いの深堀り。
ゴアテックスジャケットの経年劣化を書いた「ゴアテックスジャケットの経年劣化例と長く付き合うためのケア方法」も合わせてどうど。
最強素材ゴアテックスとは??
ゴアテックスはアメリカのWLゴア&アソシエイツ社という会社が発明した防水透湿性を兼ね備えた素材のことで、今では多くのブランドがこの素材を採用しています。
防水性と透湿性を持っているというと矛盾しているような気もしますが、それを可能にしたのがゴアテックス素材。
原理としては、1平方センチメートルに14億個の孔が空いており、あまりに小さい穴なので、風や雨などは一切通さない。
けれど、汗などで発生した湿気などはその穴から抜けるので、ジャケット内はドライに保つことが出来る。というカラクリで、素材試験、システムテスト、パフォーマンステスト、フィールドテストという厳しいテストを通過したゴアテックスのみ世に送り出されるので、その品質の良さは折り紙付き。
まさに現在あるアウトドア素材の中ではまさに最強素材!!
ミリタリージャケットや様々なアウトドアブランドでもゴアテックスはよく使用されていますが、マウンテンパーカーの場合ゴアテックスは基本的に、ナイロンの間に挟まれており、ナイロンはブランドごとにもちろん違いますし、裁縫の方法もバラバラです。
また一言にゴアテックスと言っても様々な種類があるので、基本的には、効果は同じですがパフォーマンスレベルに違いはあります。
その中でも、アークテリクスのSVシリーズに使用されている、ゴアテックスPROは最高レベルのファブリック。
※ちなみにゴアテックスの唯一のウィークポイントは火に弱いということ。テントはゴアテックスの仕様を禁止されています。
アークテリクス、SVの意味は??
LT・AR・SVの3型でゴアテックスの強度を表示しています。
LTはライト
ARはオールラウンド
SVはシビア
を意味しており、LT→AR→SVの順に強度の強さを表しています。
正直LTでも軽登山にはハイスペックくらいの機能性ですが、SVともなると、どんな環境でも対応出来る強度を誇ります。
SVはデニムで言うと糊付けした後のようにバキバキ。
歩く度にガサガサという音が好きなんて人も少なくないと思います。
この3モデル全て3レイヤーになっていて完全防水。
水が入る余地がありません。
3レイヤーというのは、生地の重ねている枚数のことを表していて、ナイロン ゴアテックス ナイロン。というようにナイロンがゴアテックスを挟んでいる状態のことです。
軽さをもとめ2レイヤーのものもありまが、内側のゴアテックスがむき出しになっているので、劣化は3レイヤーよりも早いです。
またアークテリクスは、糸のつなぎ目を、シームテーブで補強するシームレスの製法を用いていますので、縫い目からの水の侵入を防ぎます。
ただ一つの弱点は撥水機能は永遠に続くものではないということです。
ナイロンシェルの課題点でもあるのですが、新品の時は水を垂らしても撥水効果で、雫のまま維持し水を跳ね返しますが、コレは長くは続きません。
この効果が弱まると、体の中の湿気を出す事ができなくなるので、マウンテンパーカーとしての機能は半減してしまうので、たまに撥水効果を取り戻す撥水スプレーなどを適度に使用することが重要です。
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