【前置き】これはちょっとマニアックな記事かもしれない・・・
「皆さんM69ボディーアーマーベストをご存知ですか?」
ミリタリー界隈で、名作と呼ばれているわけでもないし知らない人がほとんどのマイナーベスト。
だけど、ベトナム戦争時に活躍した実績のあるベスト。
この記事ではそんなアメリカ軍の隠れた珍品『M69』について紹介します。
・M69ボディーアーマーベストの歴史と特徴を紹介
・現代的コーディネートを紹介
3分ほどで読むことができる短い内容となります。
気になる方はぜひ読み進めてみてください!

(Inaka1992)
アーミーベストらしい多機能ベストが男心をくすぐります。
M69ボディーアーマーベストの歴史と特徴を紹介

※写真は実物のM69ベスト
素材はバリスティックナイロンを使用しているため、超タフ。
また、特徴的な形状は手榴弾などの爆弾の破片から身を守るために考えられた設計で、フラグメンション(破片・断片)ベストとも呼ばれています。
M69ベストの特徴 | |
使用された時期 | 1962年〜1975年(おそらく) |
用途 | 破片から身を守るベスト |
素材 | バリスティックナイロン |
種類 | 3種類 |
M69ベストは細かなマイナーチェンジがされており、細かく分けると3モデルに分類が分けられます。
ジャングルファティーグでいうところの、ファースト・セカンド・サードモデルのような感じ。

(Inaka1992)
次に私が所有しているM69(レプリカ)の写真とともに細かなディテールを紹介していきます。
M69ベストを写真で紹介
写真はレプリカにはなりますが、本物を忠実に再現し作られているので、こちらのアイテムを元に細かな仕様を見ていきます。
【襟部分】
ラウンドカラー気味の襟は立てると首元が守られる仕様。
ある意味、ミリタリーらしくない襟ですね。
【フロントポケット】
マチ付きの両胸のフロントポケットとその上部には手榴弾用のハンガーループが付きます。
ポケットの内側にはスナップボタンが2つついており、サイズ調整可能。
前たては2重構造。
いかに身を守るための工夫がされていたのかがわかります。
【サイド部分】
ボディーアーマーベストの再度は紐で繋がっているだけです。
これは体型に関わらず紐を調整することによって着用可能にするための工夫で、フライト系のベストによく見られる仕様です。
素人目には複雑に編まれているように見えます。
一度外してしまうと同じように結ぶのは難しそう・・・
【背面】
背面は特に装飾がなくクリーンな印象。
アメリカ軍と言うよりイギリス軍っぽい雰囲気がありますね。
次にこのベストを使って一つコーディネートを組んでみましたので紹介します。
M69ベストのコーディネート例
着丈は短めで身幅の広いボックスシルエットなので、アウターの上からや集めのスウェット生地の上から羽織るのがオススメ。
今回は冬コーデなので明るい色のセーターとリーバイス501で合わせてみました。
M69ベストは今風なシルエットとデザイン性なので、持ってて損なしですね!