大好きなおじさん靴ブランドニューバランス。
この記事では、約3年ぶりにアップデートされた99X番台の最新モデル「990v5」を半年間履いて感じた履き心地レビューやおすすめコーデを紹介。
2019年4月に販売され、またたく間に人気アイテムとなった990v5。
履き心地は結論からいうと最高中の最高でした。
①99X番シリーズの意味と発売順についてざっくり紹介
②履き心地レビュー&5つの履き心地の秘密を紹介(スペック紹介)
③990v5に合わせたいおすすめコーディネート4選
このような順番で紹介していきます。
追記:1年後の経年変化記事を書きました!合わせてどうぞ。
【変化レビュー】ニューバランス990v5を1年使用『その劣化具合を紹介』
まずは99X番シリーズの特徴知ろう
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ここでは、『900という番号の意味』と『これまで発売した900番台の発売年と番号の順番』を紹介します。
数々の900番台が発売されていますが、そのどれもが不朽の名作です。
n 990番シリーズの番号の意味と順番について
990番台シリーズの数字の意味と生まれた理由は簡単!
第一足目の990番のnew balanceは1982年に発売されました。
当時1ドル280ドルだった時代に100ドルで販売しており、スニーカーとしてはかなり高額。
素材や制作に一切妥協することなく、その時代に手に入る最高の素材を使い作ったのが990のスニーカーなのです。
1982年発売から現在まで進化を遂げています!
【900番台の発売年と番号】
1982年 | 990v1 | 1996年 | 999 | 2012年 | M990v3 |
1986年 | 995 | 1998年 | M990 | 2016年 | M990v4 |
1998年 | 996 | 2001年 | M991 | 2019年 | M990v5 |
1991年 | 997 | 2006年 | M992 | ||
1993年 | 998 | 2009年 | MR993 |
下記の記事が990についてわかりやすくまとめられています。気になる方は合わせてどうぞ!
990の歴史はこの辺にして本題。
990v5の履き心地の秘密を5つ紹介します。
名作スニーカー『990v5』の履き心地
本題になりますが、990番台の最新作v5の履き心地について。
半年履いてみて感じたことと、なぜこんなにも気持ちいい履き心地を感じることができるのかを掘り下げます。
身長:177センチ
体重:63キロ
スニーカーサイズ:27センチ(ワイズD)
まず、そもそもなぜこんなにも履きやすいのかを色々調べてみました。
スペックとして「990v5」の履き心地の秘密は5つあると考えられます。
その1:プラスチックパーツの追加
前モデルの「990v4」との違いの一つは、シューホールからヒール方面に続くプラスチックパーツの追加(上写真参考ください。)
このプラスチックパーツの追加により履いた時のホールド感が向上したと考えられます。
くるぶしに沿って足を包み込んでくれるので、履き口のゆるさが感じられません。
極端な言い方だと、ミッドカットの靴のような機能を果たしてくれています。
プラスチックパーツの追加によるホールド感UP
その2:ENCAP構造のABZORB素材
「990v5」の踵部分はENCAP(エンキャップ)構造で中にはABZORB(アブゾーブ)素材が入っています。
ここがややこしいところですが、エンキャップは馬の蹄のような形の構造のことで、アブゾーブはクッション性に飛んだ素材のことになります。
990v5に限ったことではないですが、このテクノロジーにより衝撃吸収性と反発性を両立したのです。
ただデメリットも存在します。
それは、間違いなく将来的には加水分解してしまうこと。
結局はPU素材とEVE素材なので、避けては通れない宿命なんです。
ENCAP&ABZORBの組み合わせで最強のクッション性を実現
その3:抜群の通気性
おじさん靴の象徴でもあるメッシュ素材。
このメッシュ構造こそが通気性を高めて長時間履いても蒸れにくくしているんです。
足の甲部分とくるぶし下あたりが大きくメッシュ素材になっていて、通気性とともにデザイン的にもかっこいい!!
長時間履いても蒸れないメッシュ構造
その4:オーソライト社製インソール
990v5のインソールはオーソライト社製のウルトラソフトインソールを使用しています。
- 通気性
- 防臭性
- クッション性
この3つのバランスがよく安心感のあるインソール。
※ただ、インソールは突き詰めればもっと良いものもあるので、最高とまではいかないかな。
定番で安心感のあるオーソライト社のインソールを使用
その5:スリップラスティング(袋縫い)
990v5はスリップラスティングという製法の縫い方をしています。
(※インソールを外すと見えてくる真ん中で縫われた製法のこと。)
安価なスニーカーと比べてコストも手間もかかりますが、靴下のように包み込む履き心地を得られるので、高価なランニングシューズによく見られる製法なんだとか。
高級スニーカーお馴染みのスリップラスティング製法
以上の5点がnew balanceの「990v5」の履き心地の理由だと思われます。
【もう一度おさらい】
①プラスチックパーツの追加
②ENCAP&ABZORBのソール構造
③メッシュ構造で通気性は抜群
④オーソライト社のインソールを使用
⑤袋縫いで作られている
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半年間履いてみて感じた履きやすさの変化
長々と履きやすい5つのスペック面をお話しましたが次は感覚的な履き心地について。
半年後→かかとのフィット感がゆるい、それ以外は変化なし。
履き心地は990ならではの包むようなフィット感と程よい反発を感じられます。
サイズ感の変化としては、かかとがすこし緩めのフィット感になりましたが少し強く靴紐を結べばちょうど良い感じになります。
紐の調整だけで最高のは着心地を維持できます!
【おまけ】
990はダサいという意見も多いらしく、ニューバランスはかなり好みのわかれてしまうブランドでもあるのかもしれません。
確かに、ポテッとしていて、ダッドスニーカーほど突き抜けていないから、中途半端と思う人も多いと思います。