リーバイスの501の歴史をどこよりもわかりやすく紹介『デニムの教科書vol.1』

リーバイスのイラスト
出典:GENTLEMANS JOURNAL

 

誰もが知っているデニムブランド『リーバイス』

ヴィンテージマニアにとっては歴史や細かなディティールの違いなんて勝手に知識として入ってくるもの。

だけど、私みたいな「リーバイスに憧れているけどどこから手を付けていいかわからない」古着初心者はなかなか一歩が踏み出せないんですよね。

 

 

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デニム博士になりたい!

 

そこでこの度『デニムの教科書』と題して、少しずつデニムの知識を得ることができるシリーズものを書くことに決めました。

 

これは自分自身のためであり、デニム初心者の皆様のための記事になります。
玄人の方には寂しい内容かもしれませんが、逆に足りない情報を教えていただけると嬉しいです!

 

 

Vol.1のこの記事では、リーバイス501誕生から現在に至るまでの遍歴をわかりやすく紹介。
この記事を読めばなんとなくデニムそのものの全体図が見えてきます!

 

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目標はvol.100まで書くこと!
その頃にはデニム博士になっているはず
 
★このシリーズは、デニムに関する書籍やヴィンテージ界隈の著名人の知識を参考にさせていただいおります。

デニム自体諸説あるモノなので、事実と異なる場合もございますのでご了承ください。
 
 

リーバイス誕生から現在までの歴史を紐解く

炭鉱とリーバイスを履いた男達
出典:TRUE WEST

 

1880年代頃、すでに完成されていたリーバイスの名作501。

今なおデニムラバーを魅了してやまない501はどのように誕生し、どういった歴史を歩んだのか。

ここでは難しいワードやディティールの違いは置いといて、デニムの成り立ちと今に至るまでの歴史を紹介。

一緒に少しずつデニムについての知識を深めていきましょう!

 

 

デニムジーンズってそもそもどのように生まれたの?

ヴィンテージデニム

 

19世紀なかばに一攫千金を求めて人々が金を掘り当てた時代『ゴールドラッシュ』


ゴールドを手に入れるためにひたすら炭鉱を掘る。その過酷な作業に耐えうることができるパンツとして生まれたのがデニムパンツです。

 

明確にゴールドラッシュのために作られたかは定かではありませんが、少なくともアメリカの歴史史上もっともタフなワークウェアが求められた時代であったことは間違いありません。

 

 

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つまりジーンズは金を掘り当てる人のための作業着として生まれたんだね!
 
 

もっと詳しく言うと、1873年5月20日にリーバイスが提出したリベットの特許申請が通ったこの日が現在も愛されるデニムの始まりと言ってもいいでしょう!

 

当時はベルトループではなくシンチバックそしてバックポケットは1つでした。
それが後に現在の完成形5ポケットのデニムパンツに進化するのです!

 

 

 

実はリベットはリーバイスが開発したのではなかった?

ポケットなどの補強のために打たれる鋲であるリベットは、リーバイスが特許を申請しましたが実はジェイコブデイビスという男が初めて作業着にリベットを打ったのです。

彼は特許申請するお金がなかったのでリーバイスに申請を依頼。後にリーバイスの生産監督官としてリーバイスの元働くことになります。

 

『ジェイコブデイビスについて詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてどうぞ!』

【関連記事】

【リヴェット付きジーンズ生みの親】ジャイコブデイビスの半生『デニムの教科書Vol.3』

 

 

【コレまでのまとめ】

①デニムは19世紀なかばに誕生した
②ゴールドラッシュのタフな作業着として重宝された
③リーバイス社がリベットの特許を獲得した
④当時は5Pパンツではなかった
 
 
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とりあえずこれだけ知っていればデニムの基礎はOK!
 
 
 

リーバイス501の過去と現在『ディティールの変化』

LEVI'Sの革パッチ
出典:culture trip

 

最初のデニムであり完成形の『501』

その系譜を紐解きます!

 

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かっこいい言い方しているけど、本に書いていた時系列をまとめるだけやで〜。
 
 
リーバイス501の系譜
1880年代『Lot501』
世界最古の501 【4つポケ・シンチバック・サスペンダーボタン】
リベットには特許取得日のMAY20 1873の刻印あり
1902年〜22年『Lot501XX サスペンダーボタンモデル』
バックポケットが2つになり現在の5Pジーンズになった。ベルトループはまだなくサスペンダーボタンとシンチバックがついている。
1922年〜36年『Lot501XX ループ付きサスペンダーボタンモデル』
20年代に入るとベルトループが取り付けられ、ベルトで絞ることができるようになった。
1936年〜42年『Lot501XX バックルバック』
36年に初めて赤タブがつく。そしてむき出しリベットから隠しリベットとなった革命的なモデル。
1942年〜47年『Lot S501XX 大戦モデル』
戦争真っ只中、物資調達ができずに簡素化した通称大戦モデル。
アーキュエイトステッチはペンキで塗ったもの。またリペッドをなくすなど様々なものが削ぎ落とされた。
S501のSはsimpleの略
1947年〜52年『Lot501XX 47モデル』
戦争終結により、物資不足から開放され様々なディティールも復活。
この時代までが赤タブの片面のみ刺繍された片面タブ。以降は両面タブになる。
1952年〜54年『Lot501XX 55前期モデル』
わずか3年間のみ生産された通称55前期モデル。
赤タブに初めてRマークがついた。
1953年〜57年『Lot501XX ギャラ入りモデル』
革タブにEveryGarmentGuaranteedの文字が追加される。
耳付きのコインポケットやオフセットのベルトループもこの時代の特徴の一つ
1957年〜65年『Lot501XX 革パッチモデル』
最後のXXモデル。イエローステッチである糸の強度が上がったため、バックポケットのリベットが削除された。
1964年〜68年『501A or S タイプもの』
パッチに書かれた501の上にAやSといったアルファベットが付くモデル。
未だに謎に包まれており、XXよりも好むマニアも多い。
1966年〜71年『501E ビッグEモデル』
赤タブにつくリーバイスのVの文字が均等Vではなくなる。
この時期になると若者の流行の一つとなりファッションとしての市民権を獲得。
1969年〜70年『501e 66(ロクロク)前期』
リーバイスの商標登録が行われた66年。
30年以上続いたEからスモールeにタグが変更。
1970年代〜80年頃『501e 66(ロクロク)後期』
バックポケットの裏縁がチェーンステッチ(前期はシングル)
1980年〜86年『501e 赤ミミ』
通称赤耳、最後のヴィンテージとされるモデル。赤色ステッチのセルビッジが特徴。細かく分けると前期と後期が存在する。
1983年〜91年『501e ハチマル』
ロス五輪公式スポンサーにもなった80年代。歴代の501のなかで最も細身となった。86年頃にはチェーンステッチが廃止された
1991年〜2003年『501e レギュラー』
最後のアメリカ製リーバイス。

 

 

「Vol.1から複雑すぎてついていけないよ〜」

大丈夫、今はまだすべてを覚える必要はありません!
次に今回のおさらいをするので学習ポイントをチェックしましょう。

 

 

『デニムの教科書Vol.1の総まとめ』

デニムのパッチ 

 

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長々書きましたが今回覚えるべきポイントは2点のみ。
501遍歴は流し読みでOKです。
 
 
 
【今日のチェックポイント】


①デニムはアメリカで生まれた労働者の作業着である。

②501誕生は1880年代、現在に至るまで様々な変化ディティールの変化がある。
 
 
これだけ覚えておけば完璧です!
これからどんどんデニムの深い部分に触れていくので、少しずつ理解を深めていきましょう!
 
 
『Vol.2はこちら』
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