『古着考察』スウェットシャツに見られるプリントの種類と年代の見分け方

スウェットのプリント部分

 

洋服好きの皆さん。スウェットシャツのプリント技法について興味を持ったことはありますか?
調べてみると奥が深くて、古着好きでは当たり前のように年代の判断方法として採用されているみたいです。

 

 

そこで今回は、定番とされるスウェットの7つのプリント方法と、予想される作られた年代について紹介!

気になっていた方はぜひ参考にしてみてください!

 

 
【この記事を読むと分かること】


・スウェットシャツのプリント方法の違いや特徴について知れる
・プリント技法からおおよその年代判別ができる
 
 
 
新しいアイコンいなか
Inaka1992
古着好きなら知ってて損なしです!!
 
 
 
【関連記事】
 
 
 

スゥエットシャツの代表的なプリント技法7種を紹介

絵の具の絵

 

Tシャツやスウェットのシャツに見られるプリント方法は大きく分けて7つ。

 

①カラーフロッキー
②フロッキープリント
③ラバープリント
④ステンシル
⑤染み込みプリント
⑥フェルトレター
⑦シルクスクリーン

 

この7つの特徴と、よく使用されていた年代について紹介していきます。

 

 

フロッキープリント『1940代以降』

フロッキープリント
出典:EARTH MARKET

 

パイルと呼ばれる繊維を圧着して生地に貼り付けるフロッキープリント技法。

 

イメージとしては子供の頃家庭科の授業であったアップリケのような感じ。
デザイン通りに型どったパイルを直接生地に貼り付けることで着圧します。

 

60年代以前までは静電気を使用した電圧。以降はシート状にカットしたものを着圧する技法に変わりました。

 

スタンダードな接着法ですが、現在では手間がかかるため、コストは高めです。

 

 

☆フロッキープリントは40年代ごろから現在まで使用されている伝統できなプリント技法!
 
 

カラーフロッキー『1950〜60年代』

カラーフロッキープリント
出典:MONK

 

特に50年代から60年代にかけてのスクールモノが多い「カラーフロッキープリント」

フロッキープリントとの違いは、フロッキーの上からエアブラシで着色しているかしていないかのみ。

 

スクールネームと色のついたフロッキープリントであれば、50〜60年代のものと推測できます。

 

 

油性ラバープリント『1970年代以降』

ラバープリントのチャンピオン

 

ヴィンテージ好き人気の高い「ラバープリント」

70年代以前のものは厚めのラバー(ゴム)以降は薄めの油性ラバーに変更されています。

 

ラバープリントはどのプリントよりも光沢感があり、使い込むごとにひび割れていくのが特徴。
生地に染み込んでいるわけではなく、上に貼り付けていることで剥がれが生まれるのです。

 

雰囲気抜群のラバープリント。ひび割れこそが経年変化!

 

 

ステンシル『1940年代以前』

ステンシルプリント
出典:キャノンボール

 

アメリカミリタリー由来のステンシルプリント。

ステンシルマシーンというもので型をつくりそれを押し当て、手塗り又はスプレーで着色するプリント方法。

 

40年以前のものは、2/1インチの英数字のみであることが最大の特徴。
色が徐々にかすれていく雰囲気が抜群でヴィンテージ好きに愛されている。

 

 

小さめの英数字が印刷されている場合はステンシルプリントの可能性大!

 

染み込みプリント『1950年代以前』

染み込みプリント
出典:ロングハンズ

 

水性のインクを生地自体に染み込ませる「染み込みプリント」

特にチャンピオンの染み込みプリントは高値で取引されるほど人気で球数が少ない。

細かなデザインには不向きなプリント方法ではあるが、時代ならではのズレや歪みが逆に味として愛されています。

 

☆50年代頃までに主流だった染み込みプリント。なかなか手に入らないです!
 
 

フェルトレター『1940年代以前』

フェルトレター
出典:JUPMODE

 

ウールフェルトを生地に直接つける技法。

文字や学校名がデザインされていることが多く、レタードカーディガンと同じ様な位置づけ。

 

最初に紹介したフロッキープリントは、フェルトプリントの風合いを真似して作られたと言われている。

 

フェルトモノは最も古いプリント技法の一つ!現在でもよく見られる!
 

シルクスクリーン『現在の主流』

シルクスクリーン
出典:24/7

1960年から始まったシルクスクリーンプリント。

現在最も主流ので、細かなデザインも発色の良い色も出せる万能的な印刷法。

ステンシルプリントと工程は似ていますが、絹の版を使用することでより細かなデザインができるようになったもの。

一度版を作ってしまえば何度でも利用できるので大量生産に向いています。

 

現在、最も主流なプリント方法がシルクスクリーンプリント

 

スウェットに使われるプリント技法のおさらい【まとめ】

チャンピオンのスウェット

 

 

フロッキープリント(〜1940年)フェルトプリントの簡易版。ウールのような質感が特徴的
カラーフロッキープリント(1950〜60年)フロッキープリントに色を付けたもの。50〜60年代のカレッジものに多く見られる
油性ラバープリント(1970年〜)徐々にラバー印刷にひびが入る。それが経年変化として評価されている
ステンシルプリント(〜1940年)ミリタリー由来のステンシルプリント。基本的には2/1インチの英数字で構成される
染み込みプリント(〜1950年)生地自体に色を染み込ませるプリント法。特にチャンピオンは高値で取引される
フェルトプリント(〜1940年)フェルトを生地に貼り付けるプリント法。レタードカーディガンなどと製法は同じ
シルクスクリーンプリント(1960年〜)現在最も主流なプリント法。発色の良い色や細かなデザインなども作れる。

 

主に使用されていた時代がわかれば、大方の年代予想ができます。

プリント技法に加えて、スウェット自体のディテールも時代ごとに違うので組み合わせることで、確かな年代がわかるのです。

※また近いうちにディテールについても紹介します!

 

 

【関連記事】

『M65フィールドジャケットの見分け方』1st,2nd,3rdの違いとは?【特徴やディテールを紹介】

 

スウェットのプリント部分
最新情報をチェックしよう!