
ビジネスはもちろん、全ての冠婚葬祭に対応するフォーマルなレザーシューズのデザイン『内羽根ストレートチップ』
様々な革靴の中で最もフォーマル度が高いのがこの内羽根ストレートチップになります。
(Inaka1992)
内羽根ストレートチップとは?サクッとどのような革靴か紹介

どちらが内羽根ストレートの形状をしている靴かわかりますか??
定番シューズブランドの内羽根ストレートチップを9足紹介
イギリス・アメリカ・フランスブランドの順番で紹介していきます。
超が着くほど定番かつ伝統あるブランドのみピックアップしました。
イギリスブランド
ストレートチップはイギリスが発祥と言われています。
そのほとんどが革靴の聖地ノーザンプトンで作られており、技術やデザイン性は世界最高クラスです。
エドワードグリーン『チェルシー』

1890年ノーザンプトン創業の老舗シューズブランド「エドワード・グリーン」
ストレートチップの「チェルシー」は、スワンネックステッチが特徴で曲線美やステッチラインがとても美しい。
※一般的には82が万能と言われています。
キメが細かいフルベジタブルタンニングレザーは光沢感が強く、履き込みとケアを繰り返すことで自分の足に吸い付くような感覚を得られます。
モデル:チェルシー
価格:174,900円
レザー:フルベジタブルタンニングレザー
特徴:①美しいスワンネックステッチがアイコン②高級車ポルシェ911からインスピレーションを受けたと言われている
チャーチ『コンサル』

1873年にノーザンプトンで創業した「チャーチ」
メンズのみならず女性にも非常に人気のあるレザーシューズブランドです。(シャノンが女性に人気)
そんなチャーチのフォーマル靴を代表する「コンサル」は癖がなく主張が少ないため冠婚葬祭はもちろん普段使いもしやすいです。
高級感あるカーフアッパーとこれぞ英国靴といった173ラストのコンビネーションが美しい。ひと目でチャーチだと分かる色気がムンムンです。
モデル:コンサル
価格:130,900円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①メインラスト173を採用、クラシック過ぎない程よいクビレが特徴②微妙に張り出したコバは英国靴らしい印象
トリッカーズ『リージェント』

イングランド最古の革靴ブランドとして有名な「トリッカーズ」(創業はなんと1829年)
ウイングチップで有名なブランドですが、「リージェント」という内羽根ストレートチップも展開しています。
リージェントはやや小太りなので、フォーマルすぎるストレートチップが苦手な人にもトライしやすいモデルです。
ソールはステッチが見えないヒドゥンチャネル仕上げを施している。見えない部分にも職人技が光る凝った仕様です!
モデル:リージェント
価格:84,700円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①トゥーは若干スクエア型②甲高なので日本人にもフィットしやすい
クロケット&ジョーンズ『オードリー』

1879年にノーザンプトンで創業の「クロケット&ジョーンス」
履き心地に加えて美観という部分も大切にしており、フォルムは非常に美しいことで有名。
そんなクロケットアンドジョーンス一番の売れ筋シューズが内羽根ストレートチップの「オードリーです」
オードリーに使用されているカーフレザーは子牛の特に柔らかい部分のみを使用しています。
足馴染みがよく足に纏う(まとう)感覚は唯一無二です!
モデル:オードリー
価格:101,200円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①人気のラスト「337」を採用している②より高級なラインである「ハンドグレードコレクション」から発売されている
チーニー『ジェフェリー』

1886年に創業された「ジョセフチーニー」
今はチャーチの子会社となっているため、チャーチの廉価版と思っている人がいますが、そうではなく創業当時の歴史を強く残したれっきとした英国老舗ブランドです。
名作「ジェフェリー」は古き良き英国のクラシカルなフォルムで通にとても人気です。
低めの甲、細身の幅、小さなヒールカップが特徴の「ジェフェリー」
足のパーツが小ぶりな人にとても良くフィットします。
モデル:ジェフェリー
価格:78,100円
レザー:ボックスカーフ(牛革)
特徴:①ノーザンプトン製にもかかわらず7万円代とコスパ最高②きめ細かなボックスカーフを採用している。
ジョンロブ『シティーⅡ』

キングオブ英国靴「ジョンロブ」
知名度もクオリティーも最も高く、革靴好きの憧れるブランドです。
そのジョンロブの「シティーⅡ」は履き心地・デザイン・裁縫ともに完璧の文句のつけようがないストレートチップシューズです。
「シティーにはじまりシティーに終わる」という言葉も存在するのだとか!
やや細身かつ長めのノーズのバランスは美しくずっと眺めていられるほど魅力的です。
モデル:シティーⅡ
価格:192,500円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①程よいノーズの長さのラスト「7000」を採用②繊維がとても細かい最高級カーフレザーを使用
アメリカブランド
アメリカ靴はヨーロッパに見られる美しい曲線や芸術性とは真逆に位置します。
あくまで歩きやすさや履き心地に重きを置いており、矯正靴のような位置づけのものがほとんどです。
ややポテっとした曲線が好きな人はアメリカ靴がおすすめ。
オールデン『9241』

コードバンを使用したシューズで有名なアメリカの老舗ブランド「オールデン」
ほとんどの靴が外羽根式。今回紹介する「9241」は数少ない内羽根ストレートチップの1つです。
英国靴とは違い、アメリカらしいフォルムの「9241」
丸みを帯びており無骨さを感じられる1足です。
モデル:9241
価格:105,600円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①オールデンの中では最もシャープなプラザラストを採用②アメリカ靴らしいぽてっとしたフォルムが特徴的
アレンエドモンズ『パークアベニュー』

本国アメリカではオールデンよりも知名度の高い老舗シューズブランド「アレンエドモンズ」
一番の定番靴である「パークアベニュー」は歴代大統領が履いたことで有名。
アメリカントラッドを代表する「パークアベニュー」
小さなキャップや足に沿うように低く設定された甲が特徴的。
またカスタムカーフと呼ばれる一般のものよりも油分を多く含んだレザーはしっとりとしていて、多少の雨なら気にせず履いていただけます!
モデル:パークアベニュー
価格:75,900円
レザー:カスタムカーフ(牛革)
特徴:①212もの工程を職人が手作業で行い完成される②通常よりもコルクの厚みが高くクッション性が高い。
フランスブランド
芸術の都であるフランスのレザーシューズブランドはどれも芸術的。
最高級のレザーに最高技術を落とし込んだシューズはうっとり見とれてしまう引力が込められています。
パラブーツ『モンターニュ』

シャンボートやミカエルでおなじみの革靴ブランド「パラブーツ」
カジュアル靴のイメージが強いですが、実はフォーマルに対応する内羽根ストレートチップも展開されています。(モデル名はモンターニュ)
パラブーツのお家芸でもあるラバーソールはグリップ力が高くデサインも芸術的です!
また他の靴がグッドイヤーウェルテッド製法であるのに対して、パラブーツはノルウェージャン製法を採用しています。
モデル:モンターニュ
価格:77,000円
レザー:カーフ(牛革)
特徴:①ドゥプイ社のカーフレザーを採用②内羽根ストレートチップとラバーソールの組み合わせはレア
【まとめ】内羽根ストレートチップを価格順紹介
以上が、定番の内羽根ストレートチップシューズ紹介でした。
お読み頂きありがとうございます。
最後に価格順で紹介しますので予算と合わせてご検討下さい!
①アレンエドモンズ「パークアベニュー」→75,900円
②パラブーツ「モンターニュ」→77,000円
③ジョセフチーニー「ジェフェリー」→78,100円
④トリッカーズ「リージェント」→84,700円
⑤クロケット&ジョーンズ「オードリー」→101,200円
⑥オールデン「9421」→105,600円
⑦チャーチ「コンサル」→130,900円
⑧エドワードグリーン「チェルシー」→174,900円
⑨ジョンロブ「シティーⅡ」→192,500円
【関連記事】