『フィルソンのマッキーのベストを乾燥機で縮ませたい』
そう思い、勢いで乾燥機に放り込む前にもう一度考え直してください。
ぶっちゃけ、乾燥機にかけると確実に縮みますがデメリットのほうが遥かに大きです!
この記事では乾燥機をかけることによる大きな4つの大きなデメリットを紹介!
※フィルソンのベストだけではなくウール素材のものすべてに共通します。
乾燥機でガッツリ縮める方法を知りたかったという方には残念ですが、やめておいたほうが良いでしょう。
パーカーの上からベストを羽織るなどコーディネートの役割を変更させることが一番の解決策です!
【理由】
・縮みすぎる可能性がある
・ねじれてしまう
・生地感が大きく変わる
・保温性が弱くなる
→洗濯のみだと1cmくらいは縮みます。
これが全てです。
では、なぜこのようなデメリットが起きるのか詳しく紹介していきます。
合わせて読みたい
→【フィルソン】マッキーノウールベストを深堀り【特徴とサイズ感】
フィルソンベストを乾燥機にかけるデメリットを4つ紹介
様々な方の体験談を見ていると『-5cm縮んだ』『ワンサイズダウンした』など書かれていますが鵜呑みにしないほうが得策です。
なぜなら、デメリット部分を言わず奇跡的にジャストサイズに変化したことだけ紹介しているから。
- 縮みすぎる
- ねじれてしまう
- 生地感が大きく変わる
- 保温性が弱くなる
上記4つのデメリットをまったく紹介していません。
ウール素材を乾燥機にかけるなんて言語道断!絶対にやめたほうが良いです。
想定以上に縮む可能性がある
ウール素材のニットを乾燥機にかけて縮ませる人は確かにたくさんいます。
しかし誰も狙ったサイズに縮ませることはできません。
まさに運任せ!
着丈と身幅が想像通りに縮まるというのは奇跡に近いでしょう。
生産時期や一度洗いをかけたものかによっても全く違ってきます。
生地がねじれてしまう
ボタンのかみ合わせが悪くなるほどに左右にばらつきが出る可能性があります。
縮み方をコントロールできないからミラクルは起きない。つまりはどこがどの様に縮むかがわからないということ。
デニムだと味とされますが、ウールがコレほどねじれてしまうと使い物になりません!
素材感がゴワゴワになってしまう
本来のウールの気持ち良いさわり心地は失われます。
縮んでしまう原理が大きく関係します。
「そもそもなぜ乾燥機をかけるとウールは縮むのか?」
それは水洗いによってスケールと呼ばれるウールの繊維が開き、更に乾燥機で熱を送ることに絡まり圧縮されてしまうから。
コレをフェルト化といいます。
ちょっと難しいですよね。
つまりは、「水をつけることでウールが膨張する(スケール)」→「乾燥機によってねじれからまる」→「圧縮され縮む」
本来の繊維の流れではないのでさわり心地はゴワゴワ。
ウール本来のふんわりとした質感は失われます。
本来の保温性が弱くなる
【ウールが温かい理由】
一本一本の毛は天然の油分や空気をまとっており体から発生した熱気を閉じ込めてくれるから。
ダウンジャケットもダウンそのものが温かいわけではなくて、体の体温を空気とともに閉じ込める性質があるから。
まとめ:縮ませたい人は洗濯だけにしましょう
【乾燥機をかけることにデメリット】
- 縮みすぎる
- ねじれてしまう
- 生地感が大きく変わる
- 保温性が弱くなる
以上の4つのデメリットから当ブログではフィルソンのマッキーノベストはもちろん、ウール全般を乾燥機にかけることは推奨していません。
大きすぎるのであればトレーナーの上から羽織るなどコーディネートの役割を変更させてあげることで解決できます!
必ず中性洗剤またはウール専用洗剤で洗うこと!
アルカリ性などは強力なので、ウールに含まれている油分も洗い流してしまいます!
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